在庫の次は為替

インサイト対策のためプリウスの現行モデルを継続販売するのでは、というウワサが業界で持ちきりである。果たしてどうなのか? 併売は間違いない。ディーラーに「廉価モデルの継続生産は行う」という通知を出しているからだ。すでに20万円の値引きをしているため233万円
の『Sスタンダードパッケージ』なら実質的に213万円ということです。

2月上旬に発売されるインサイトの最廉価グレードは189万円だというウワサ(装備内容などについちゃ全く不明)。当然値引きなど無いからこの時点で24万円差。青山のショールームに展示されているインサイトのショーモデルを見ると、完全に一回り小さい。新型車同士なら互角の勝負になるだろう。されどプリウスはデビュー以来、6年近く経過してます。24万円差だと厳しいかと。

しかしながらナビなどを付けた特別仕様車を220万円くらいで売れば、相当に競争力出てくると思う。インサイトの純正ナビ、決して安くないでしょうから。装備を揃えて見積金額で10万円
差くらいになってくると、プリウスは大いに魅力的だ。というか今でも全く古さを感じさせない。逆にインサイトがどのくらい仕上がってるかで勝負決まる。実用燃費で現行プリウスに勝てるだろうか?

ちなみにこちらのサイトでインサイトの写真が特集号を作れるくらい見られます。アメリカ仕様はクルコン付くようだ。一方、米国トヨタのサイトで新型プリウスの詳報が確認出来る。この2車種の分析&紹介は近々お届けしたい。

そうそう。ここにきて自動車メーカーが抱えていた大量の在庫車は順調に少なくなってきたらしい。積み込み埠頭に並んでいた完成車も減り、ずいぶん”地面”見えるようになってきた。3月末くらいになれば適正在庫に近くなる可能性大。トヨタの赤字額は1500億円から収支トントンに持ち込めるかもしれません。

在庫の代わりに大きな問題になるの、為替です。今はリスクヘッジ(先物等)出来ているけれど、90円少々の相場が続くと厳しい。幸い原料コスト下がっているし、生産工場を変更するなどの対応をしている。これまた最小限のダメージで抑えられるか?

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1 Responses to “在庫の次は為替”

  1. ハイオク より:

    トヨタの奥田会長がアリストで飛ばし屋だった発言は有名な話です。
    飛ばし屋がハイブリッド車に乗っても燃費はぜんぜん良くないのは周知の事実ですが、新型は1800になって燃費と走りを両立したのか楽しみです。
    私は妻用のコンパクトカー1500のスポーツグレードをたまに運転するのですが、高速で人に言えないくらい飛ばしている現行プリウスとどっこいの動力性能かこちらが速い位です。
    奥田社長当時に株主総会で新車クラウンユーザーは5年で乗り換えるから5年持てば大丈夫。コストダウンで利益に還元して株主にも配当を云々と言ってからトヨタ車のリコールが激増しましたが、奥田会長肝煎りの?or飛ばし屋悲願の飛ばしても燃費の良い&走りの良いプリウスなら大歓迎です(笑)

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