新型シビック、試乗したらとても良いクルマでした。でも高価だしデザインが日本人に向かない

少し長い距離、新しいシビックに乗ってみた。正統派の良いクルマである。乗り心地、日本車の水準を大きく超えてます。1500ccターボのドライバビリティ良好(6MTとの相性はイマイチ)。走行320kmのウチ、100km少々を高速道路の120km/h制限で走らせて16.2km/Lという燃費だって素晴らしい。インテリアの質感やオーディオも上質だと思う。

でも2つ点で「売れるクルマじゃありませんね」。1つは価格。354万円となれば「う~ん!」となる。2つ目が日本人向けと言えないデザイン。逆にこの2つさえ「いいね!」出来るなら、すぐディーラー行って契約書にハンコ押しても良い。なんで高価で日本人向けのデザインじゃないのか? 複数のホンダ関係者と話をしてみたら、なんとなく解ってきた。

まず価格。最近トヨタ車が面白い。なぜか? トヨタのDNAは「顧客主義」。そもそも買ってくれないと顧客にすらならない。したがって「買える価格で作る」が原点にあります。だからコストダウン優先の個性薄いクルマ作りだった。そいつが課題だと豊田章男さんは考え「もっと良いクルマを作ろう」と言い始めた。安い上、魅力的なクルマが出てきたから売れますワな。

ホンダはどうか? 黎明期に良品廉価という社是を打ち立てたが、実際は全く実行出来ていなかった。本田宗一郎さんが次々とお金掛かることばっかりやってきたからだ。ホンダ社是は「出来ていないことを目標にした」と理解していい(笑)。なのに最近のホンダを見ていると、良品廉価無し。納得出来るスペックを積み上げた分のコストをそのまんま車両価格にしちゃう。

デザインもアカン。シビックやクラリティ、フィットをコンダクトした南さん、少なくとも日本人向けのデザインが苦手だと思う。現場を少し離れた後に出来たのがホンダeや新型ヴェゼル。この2車種、日本人好みのデザインだし、日本以外のユーザーにも評価されている。この路線で行くのかな、と思っていたら、再びアメリアカンな南さんがデザインのTOPに戻ってきた。

ホンダの皆さんに聞いてみたら不安顔。フィット世代のデザインに戻っちゃったらどうしようと言う。ちなみに”美しい”の対極にあるクラリティと、世界的に高い評価受けているホンダeは両車共に佐原さんというイラストレーターの御子息が手がけた。違いといえばクラリティについちゃ南さんの好みを反映したもの。ホンダeって、南さん現場から離れてから。

ホンダの社是を思い出し、デザイン改革すればヴェゼルのように売れるクルマが作れると思います。

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