日本も2週間を目処に自動車関税は27.5%から15%となる、らしい。本当なら明るいニュースです!

アカザー交渉役、10回目の訪米中である。ラトちゃんと2週間を目処に自動車関税の27.5%から15%にすることで握れたようだ。まず一段落である。自動車産業にとって最も重要なのは「持続性&公平性」。15%で落ち着いてくれることと、他の国の自動車メーカーも同じような条件で競争出来るのであれば、戦い方を決められます。むしろ日本勢にとっちゃありがたい。

というのもアメリカに輸出しているメーカーは日本勢だけじゃ無い。韓国もGMもフォードもステランティスも同じ条件だ。韓国など関税ゼロから15%になった。2.5%から15%になった日本の方が有利。GMなど韓国工場で売れ筋モデルを生産してますから。欧州からの輸入も15%。メキシコ工場製の場合、おおよそ15%といった具合。イコールコンディションです。

次の段階でどうなるか? こらもう日本勢以外も関税分をアメリカでの販売価格に上乗せしていくことになるだろう。トランプさんの目をごまかすなら、2026年モデルについちゃとりま物価上昇率分より少し多めの値上げ。1年後にリリースする2027年モデルから物価上昇率+αの値上げに加え、装備品のダウングレードなどして辻褄を合わせようとしてくるだろう。

アメリカ国民に15%の関税分を払って貰う、という本来のカタチになる。日本勢は競争力あるため、1年くらい減収になるだろうけれどリーマンショックなどからすれば余裕。ただトランプ関税前から収益が落ちている日産や、日本からの輸出比率高いマツダやスバル(特にマツダは利幅が少ない)はトヨタやホンダと比べたら少し厳しい修行になる。

繰り返すけれどアメリカの関税が15%で落ち着けば明るいニュースです。

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