昨夜のF1最終戦、劇的な幕切れでした。あれでF1から完全撤退するというなら三部さんダメダメだ

昨日のF1最終戦、ハリウッド映画を見てるんじゃないかと勘違いするくらい様々なストーリーが入り組んだ内容でした。このレースで「劇的な勝利」と表現した人は皆さんそう思ったということでしょう。いろんな意味でありえない! とはいえ単純なリタイアで勝負決まったら”劇”にゃならんです。何よりハミルトンの負け方が超ステキだった。私、ファンになっちゃいました。

今までの最終戦までもつれ込む戦い、猛烈に納得出来ないカタチで終わった。1989年鈴鹿のシケインや1994年オーストラリアのヘアピン、私は両方現場で見ており、汚い戦いに納得出来なかったことを思い出す。されどハミルトンとフェルスタッペン、今シーズン何回かイザコザあったけれど、全く理解出来るバトルです。やっぱりモータースポーツってこうじゃなくちゃね、の文法みたい。

昨日の最終戦、世界中に感動を与えたと思う。私自身、40年以上F1を追いかけてきているが、これほど面白かったレースなど無し! F1の楽しさが全て詰まっていた。ホンダの三部社長、これでホントにF1と訣別するというなら、歴代社長で現在最下位の八郷さんの評価を下回る。自動車という文化が全く解ってないということですよ。どういうカタチでもいいから続けて欲しい。

昨日の勝利はF1の神様からの「やめるなよ」。聞こえなければ三部さんアカンす

さてさて。来年のモータースポーツで最も興味深いのが2つ。まずル・マン24。トヨタは2018年からライバル不在の戦いを続けてきたが、いよいよ来年プジョーもハイパーカーに参戦してくる。ここで勝てれば本当の意味でのル・マン初優勝ということ。やはり競技ってライバル無しじゃ自己満足にしかならない。ぜひプジョーをやっつけて欲しい!

もう一つがスーパー耐久に於けるトヨタとスバルの戦い! 先日スバルは2.4リッターエンジンにeフューエルを入れるBRZでレースをすると発表した。そいつを受けモリゾウさん、突如現時点で存在しない3気筒1.4リッターターボの86を開発し、スバルと戦うという宣言をした。これ、両社の開発陣からすれば最大級のプレッシャーということになる。本当の意味で負けられない戦いだ。

だって車体同じ。燃料同じ。エンジン排気量も1.4リッターターボをNAに換算したら2400cc。全く同じ条件になる。スバルからすれば真正面から勝負を挑まれたようなもの。トヨタの開発陣にとっちゃ負けられない戦いをセットされたということ。お互いのプライドが掛かってる! 現時点で影も形も無い1.4リッターターボが不利ながら、フタを開けて見るまで解らないのが競技の面白いところ。 

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