盗難された30プリウス、触媒が欲しいから買い取ったと報じられる。触媒の価格、たかが知れてます

大手メディアは「盗難車の30プリウス、買い取った業者は触媒が欲しかったため」と報じている。私の所にもTV局から電話取材あり既報の通り「触媒が目的」という内容にしたいようだ。TV、最初から結論を出して取材します。確かに触媒に使われているパラジウムの相場は高い。昨年より落ちたものの今や白金より高いグラムあたり8400円前後。5年前は2100円前後だった。

とはいえ自動車メーカーだってコスト意識高いから使用量、決して多くない。30プリウスなら買い取り1個1万円くらい。しかも触媒だけ狙っているのなら、安いクルマ(今回は30万円で買ったと報じられている)がいくらでもある。じゃなんで30プリウスかと言えば海外でたくさん中古車が走っており、それのパーツを必要としているからに他ならない。モンゴルなんかプリウス王国です。

触媒の買い取り相場

おそらく一番高く売れるのが走行用電池かと。日本で10万kmくらい走ったクルマを持って行くから、やがて走行用電池だって寿命を迎える。日本で10万kmしか走っていない30プリウスの走行用電池を使うことで30万km走れちゃう。その他、ヘッドライト割ったら他の部品じゃダメ。足回りのパーツだってニーズ多い。1台30万円でプリウス買うと、部品にして売れば3倍になる。

ということを説明するのだけれど、全く理解出来ないらしく「それで狙われた触媒ですが‥‥」。どういう放送内容になるか不明ながら、触媒欲しさに30プリウスを入手したということになり、私の補足で「近年パラジウムの相場が上がってます」というコメント出たら、TVなんてそんなモンだと思って頂ければ、と思う。30プリウス、割と簡単に盗め需要も多いため御注意を。

プリウスのドアロック、30秒で開く

以前も書いた通り当時のトヨタ、盗難防止アラームを付ける気無し。プリウスで言えばバールと針金だけでドアロック解除出来、OBD2にイモビカッター差し込めば1分もせず起動して乗って行かれてしまう。イモビカッターガードなるセキュリティ用品も販売されているけれど、車両価格を考えたら投資する気持ちになれない。コストパフォーマンス高い対抗手段は残念ながら無し。

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