知床の事故、観光船業者は国交省の天下り団体が作った割高の認可品を買わされることになりそう

山崎海師匠から電話あり、知床の観光船事故の件で怒っている。対象は20mまで引き上げておきながら落としたサルベージ船のだらしなさに始まり、船をビニールシートで覆ってひた隠ししている海上保安庁の対応、TVに出て解説をしている海上保安庁上がりの事故調査担当等々。確かにKAZU1と同じようなサイズのフネを知っていると「皆さん大型船しか知りませんね」と思う。

大型船とプレジャーボートだとハル(船体)の設計から走行形態まで違う。「ギア位置が前進か後進かで浸水の場所は違う」とか、KAZU1を見て「こんな小さなフネだったのか」みたいなことを言う人も居る。そもそもフネに問題なければ波高3mだって帰ってこられる。本当の原因が知りたいのに遠回りばかり。今回の事故、小型船舶関係者は皆さん海上保安庁に対する怒りを隠さない。

そんな海上保安庁は、冷たい海で塗れない救命ボートの搭載や無線機の搭載を義務付けようとしている。安全確保のための対策は大賛成だ。でも海上保安庁で基準を決めると、そこで儲けようという輩が必ず出てきます。海上保安庁は2018年から突如「国交省が認定した桜マークのライフジャケットを使わないと船検は通さない」と言い始めた。ライフジャケットの性能は大差なし。

どこかの団体が認定料を取っているのだろう。桜マーク付き、高い! ネットで「桜マークと同等の性能」と書かれているライフジャケットなら半額以下で出ている。同じく自動で膨らむ救命ボートは現在30万円くらいから販売されてます。漏れ伝わるウワサによれば、下を見て7~8倍の価格になるという。そしてこの手の装備は使用可能年月が定められている。無線も認可が必要。

こんなことやっていたら、只でさえ燃料コストの増加などで厳しい運営をしている観光船は窮地に陥る。救命ボートは8人乗り程度。65人乗りのKAZU1だと8セット搭載しなければならず、200万円としても1600万円の投資。繰り返すが安全確保は重要ながら、もっと国民に寄り添って欲しい。先日、パソナに丸投げしている利用者の満足度など全く気にしていない成田の検疫を紹介した。

今回の新型コロナ禍を見ればハッキリ解る通り、我が国の役人は効率やコスパなど全く考えない。旅行に行って観光船に乗ろうとしても驚くほど高い料金だと二の足を踏むことだろう。まぁ遊ぶならお金出せってことなんでしょうね。今回の件で一番ガッカリしたのは、現場到着まで時間が掛かったことを海上保安庁は検証していないこと。海関係の皆さん怒っている!

 

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