私は86CS-R3に乗る資格あるのか? 反省を含め冷静に分析してみた
セントラルラリーで落っこちる寸前までの車載です。泣き言ばかりになるけれど2分14秒くらいで足元に転がってきたヘッドセットを探そうと注意力低下~。3分くらいでコ・ドラ前のネットが大揺れし何かコボれそうで注意力低下~。4分44秒でついにペットボルという強敵登場! もはや脳みそがついていかん! ペースノートの「右3ヘアピン」のヘアピンを聞ききれず落ちた。泣
ちなみにハンドルに蹴られタコメーター見えないため、シフトはライト点灯のインジケーターランプ頼り。シフトポジション見えないため、何速に入ってるかあてずっぽ。FIA燃料よりオクタン価低いためかエンジン燃料合わずパーシャルからアクセルコントロール出きず、低い回転域だとシャクる。そんなか、本郷君に「コバライネン選手を慌てさせろ」と言われ頑張った。
でも超楽しかったっす! こんなステキなクルマ、今まで乗ったことない。フォードフィエスタR2も存分に楽しいけれど、アクセル踏んでテール流れるFRってコントロールしてる感じでイイ! 今回コ・ドラがクルマの速さに追いつけず何度もロストしたけれど(ハイエースじゃ一度もロスト無し)、これは経験。そのうち読めるようになると思う。
落っこちて1週間経ったので冷静に分析してみた。まず86CS-R3のポテンシャルだけれど、車重1080kgで232馬力/235Nm。全日本ラリーに出ているスイフトが1000kgで180馬力/250Nmくらいだとすればいい勝負。全日本に出ている86より1kmあたり1秒半くらい速いと推測します。また、86CS-R3がWRCに出場してた頃のデータを見ると、R5より1kmあたり3秒遅い。
コバライネン選手、クルマからすればトンデモナク速い!
一方、タイヤはダンロップやヨコハマのSタイヤと比べ間違いなく1kmあたり1秒以上遅い。ということを考えながらセントラルラリーSS1(9.36km)のタイムを見たら、ぶっつけ本番としちゃ決して悪くなかったんだと思う。されどアタマの中は「もっと速いハズ」だった。そこからプッシュしなくちゃならない、という気持ちになってしまったんだろう。
ちなみに「タイヤを変えよう」とは考えない。ラリーという競技、私はイコールコンディションで戦うべきだと思っている。86CS-R3のようなRカテゴリーの車両は誰でも同じスペックが買える。今や86CS-R3と同等以上の速さを持つフォードやルノー、プジョーの『ラリー4』車両なら700万円。スイフトや86を買ってバリバリにラリー車を作るより安価だ。
タイヤもFIAのコントロールタイヤならインチキ無し。フージャー、100kmくらいまでのターマックラリーであれば4本で走り切れちゃう。トヨタがヤリスベースで600万円のR車両を作ってくれ、FIAのコントロールタイヤ使うクラスを全日本ラリーの中に作ってくれたら、低予算で勝田選手のように世界と戦えるラリードライバーを育成出来るんじゃなかろうか。
で、来シーズン86CS-R3に乗る資格があるかどうだけれど、こら徳間カントクの気持ち次第です! フージャータイヤについての記事はコチラから。
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