電気自動車の電池、LFP(リン酸鉄リチウム)が主役になる可能性大!

電気自動車用の電池として、現在は正極にコバルトやニッケルを使うタイプが主流となっている。けれど使っているウチ、徐々に容量は落ちてしまう。2010年に発売されたリーフに搭載されたリチウム電池で500~700回ほど充放電を繰り返すと、電池容量は70%を割り込む。走行距離でいえば7万~9万km程度。さらに経年劣化が1年あたり1%ほど上乗せされると思えばいい。

200km×3000回だと寿命60万km

最新のリチウム電池は温度を上げないように運用することで1000回程度の充放電寿命を持つようだけれど、いずれにしろ容量ダウンは避けられない。そんな中、世界規模で中国が得意とするリン酸鉄リチウム電池(最近LFP電池と呼ばれる)を採用する流れになってきた。例えばテスラ。上海工場で生産されるモデル3の標準モデルはCATLのLFP電池を採用したところ、性能上々!

VWやフォードもLFP電池を採用すると言っているし、どうやらトヨタが発売を予定しているbZ4Xも中国で生産する車両はLFP電池を使うようだ。ホンダが先日発表した中国で生産する電気自動車もLFP電池らしい。テスラなど販売数の3分の2をLFP電池に切り替えていくと言うから、相当の手応えを感じているのだろう。今まで時代遅れの電池といわれていたのになぜ人気か?

何回か紹介してきた通りLFP電池って安価(現在需要が急増しリチウム電池より安いものの本来の安価ではない)。燃えない。充放電可能数3000回以上。急速充電に強い等、メリット多い。従来エネルギー密度が小さいと言われてきたが、熱に強いので密集して搭載することも可能。テスラで言えばニッケルベースのリチウム電池と比べ、総合的に評価すれば勝るということらしい。

LFP電池、現在は中国の特産物になっているものものの、2022年で特許切れとなる。材料となるリン酸鉄はアメリカでも豊富に採掘できるため、まずアメリカが出てくると思う。日本の電池メーカーはLFP電池を評価せず、新しいタイプの開発をすすめているようだ。LFP電池も性能上がるし。直近の数年は、コストパフォーマンスの高い電池ということで急激に普及していくだろう。

 

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