「ホンダは坂を転がるように状況が悪化する」といつも書いてる通りになりそう。底も見えない
2020年2月に発売となったフィットの売れ行きが低迷してる。このクルマのモデルチェンジサイクルは6~7年なので、失敗作という自覚あれば全面変更すべきタイミングだと思う。フィットが売れない最大の理由といえばデザイン。他のメーカーのデザイナーに印象を聞いてみたら「前後のバランスが全く取れていない」とか「そもそもカッコ悪い」などさんざん。
本来ならフルモデルチェンジのタイミングで、中国仕様のフィットのフロントデザインを大きく変えてきた。下の写真はMIIT(中国の特許担当部門)が公開したもの。シルエットからすれば中身はまんま現行フィットだ。そいつにトヨタ風のフロントをくっつけている。前後のバランスなど全く考えていない。ミナミン、周囲からプレッシャー掛かり「ぢゃトヨタにしてやる!」か?
日本もこのデザインで延命を考えているとすれば「厳しいでしょうね」と答えます。むしろ一段と前後のバランスが悪化している! 加えて日本の場合、マイナーチェンジであれば値上げもしてくるだろう。まぁ売れ行き激減中の中国についちゃマイナーチェンジで凌ぎ、主力市場の日本はフルモデルチェンジという可能性もありますが、ちなみに中国のSNSでも酷評だ。
も一つ「う~ん!」なのがCR-Vの価格。FFで512万円。4WDだと539万円とな! 日本仕様のCR-Vはアコードと同じくタイのアユタヤ工場製。このところタイバーツが高騰しており(今や1バーツ5円! 私がラリーやってた頃は2.5円でした)、本革シートとBOSEサウンドシステム(良い音で鳴るかは不明。最近は区素BOSE多い)というプレミア装備こそ標準ながら、新型RAV4より高い!
しかもCR-Vって2022年から販売されているため4年目。一方のRAV4と言えばアリーンを採用するなど最新スペックの4WDフル装備グレードで490万円なのだった。リセールバリューを含めて考えたら、3~5年乗って手放した時の総費用は圧倒的に違ってくると思う。RAV4の場合、欲しくても買えないという高いハードルありますけど。補助金貰ってアウトランダーPHEVもありか?
今やホンダは三部さんの経営方針の結果、日本だと軽自動車+フリード、ヴェゼルのメーカーになってしまった。高いクルマも扱っているが、アコードや中国製オデッセイなんか全く売れていない。今後も最短で4年くらい日本で売れそうな高額車が出てくるという情報無し。というか経営陣は危機感を持ってないから開発もしておらず。ホンダ、依然として”底”が見えてこない。
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