「軽自動車で本場ヨーロッパのラリーに出たい」という夢のスタートは試練の雨でした~

夏のK4GPでミライースの競技車に乗ったら、予想以上の楽しさに「本場ヨーロッパのラリーに出てみたい!」という夢を見てしまった。本日はその一歩。全日本ラリーに出場し、まず日本での体力作りである。我が国は世界的に見てもレベルが高く、層も厚い。ここで鍛えてもらいます。出場した『ハイランドマスターズ』は何と51回大会! そしてエントリー台数77台という大盛況だ。

ハイランドマスターズまでに私のミライースが仕上がるハズだったものの、改造申請など書類作業に時間を要し(申請してから認可されるまでに2~3週間掛かる)間に合わず。プランBとしておいた相原さんが乗っているミライースを貸して頂けることになった。K4GPからの変更点はリアハッチ部分に補剛バーを追加したことと、4000回転で息つくエンジンの改良。

スタートフラッグはK4GPのチームメートだった上原あずみさん~

とはいえ一度もラリーのような走行テストは行っていないという。実際、ラリーで使うような道ってテストコースにはない。激しいアップダウンあったり、ギャップあったり。登りのエンジン負荷は「2速でアクセル全開のまんま」という厳しさだし、きつい下り坂のブレーキなども高低差を取れないテストコースには設定できない。走ってみなければ解らないという世界です。

写真/美珠さん

ということでラリーが始まると、9.5kmある最初のSSからなぜかセーブモードに入っていた。温度上昇などエンジンに問題があった際、エンジンを守るためスロットルを60%までしか開けないように制御する。こうなると打つ手無し。まぁ40馬力+αです。キツい登り坂をターボ無しエンジンくらいのパワーで走らなければならない。2速すら伸びきらず、もちろんドンベ!

6本のウチ、4本が雨。2本は日暮れた大雨(無)

チームに連絡し、電源を全て落としてリセットを掛けてみる。するとセーブモードから復帰。4つ順位上がる。でも本調子じゃない感じ。SS中の最高速は100km/hに届かない。再びリセットしたSS3は登り坂がそれほどキツくないためか、下から10番目でした。でもやはり本来のパワーじゃなさそう。というのも、レッキで使った100kg以上重いコペンの方が速かったです。

リーフの時もMIRAIの時も、初ラリーはこんなんでした。リーフはセーブモードや電欠のためへろへろになったし、MIRAIも同じく熱関係と燃料でデビュー戦は本来の性能を発揮出来ず。これもラリーだし、新しいクルマを作る楽しみでもある。リーフはポテンシャルを引き出せなかったけれどMIRAIはヤリスと86の中間くらいまで速くなりましたから。今日は土砂降りだったけど明日は晴れるかな?

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