いまこそ情報分析に注力したい
チャプター11で再生した新GMは手強いかもしれない。例えばここにきてモーター使う自動車の開発にドライブを掛け始めている。それもハンパじゃないアグレッシブさでございます。先日もリチウム電池のマイナス極の材料で革新的な技術を持っていると言われる『エンビア』という企業に6億円を投資。
御存知の通りリチウム電池はプラス極の素材によって性能が大きく変わる。しかしマイナス極といえば炭素で決まりというイメージ。でもエンビアの持つ技術を使うと、電池の性能は向上するという。日本じゃあまり意識されていないけれど、今やGMは電池のノウハウについちゃ日産と並んだと考えていいだろう。
シボレーボルトで使っている電池も、セル(電池そのもの)はLGケムから購入している。しかし制御など全てGM側が行ってます。液晶TVで言うとセルって液晶。TVを構成する部品こそ肝心。PCを考えて欲しい。ハードはどこでも作れるが、動かそうとすればマイクロソフトとマッキントッシュといった具合。
GMはエンビアに先駆け、『パワーマット』と言うワイヤレス充電装置の技術を持つメーカーにも4億ドルほど投資した。どうやら猛烈な情報網を張り巡らしているらしく、ここぞと思った企業にドンドン投資していると考えていい。次世代の自動車は電気抜きに成立しないと判断したのだろう。超不気味。
日本人は「日本がその気になれば何でも出来る」と思いがち。冷静になって世界を見れば、勝とうとして勝てないジャンルなどいくらだってある。F1を見れば解るだろう。トヨタとホンダが青天井の予算を投入してダメだったのだ。今や電気自動車に代表される環境技術も、激しい追い上げを受けてます。
日本国内で意地の張り合いをしているウチ、あっという間に取り残されてしまうか? 日本のバッテリーメーカーは、1kWhあたり10万円を切る価格を実現すべく血のにじむような努力をしている中、すでにGMは1kWhあたり4万円を下回るLGケムの電池使い、さらに性能の向上など考えているのだ。
逆に自信満々にならず、着実な戦略を練れるのなら強い。「個」で世界一になれないかもしれないが、知恵を出し合った時のパフォーマンスときたら強烈です。
日本人にとって理想的な「精神の美しさ」の価値観は、世界に通用する。今までの「負け戦」を徹底的に分析し、同じ轍を踏まないようにすべきだと思う。
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「精神の美しさ」とは真逆の発想ですが、GMが青田買いしてる企業の株を安いうちに買っといたら大金持ちになれるかも!?(笑)。…はもちろん冗談ですが、やっぱり自動車は将来は電気自動車になっていく流れの様ですね。個人的にはもうちょっとガソリン車を楽しみたいのですが。トルネオ君、というか「パワー型DOHC-VTEC」に出会うのが遅すぎたのが悔まれます。でも高齢者事故率No.1の香川県で20代の血気盛んな時代に重大事故で人生を棒に振らなかったのは、初めてのクルマが「絶対スピードは全然だけど走らせるとやたら楽しい」JA4トゥディ3ドア5MTで「走る楽しさ」を満喫してたからだと思います。これがEGシビックSiRなんかだったらそら恐ろしい…(笑)。
電気自動車の時代ってどんな時代なんでしょうかねぇ? アメリカ、アジア諸国、日本が先行して、保守的な欧州は大衆向けクルマは電気自動車で貴族向けはガソリン車、で超保守的なイギリスはリッター10,000円になっても超貴族向けにアストンマーチンやロールスロイスを造り続け、それを日本の外車専門誌が誉め称える(笑)…のでしょうか?
GMって、ある偉い評論家らしい人が言ってたように、技術の研究開発部門みたいな所には日本のメーカーとは比較にならないぐらいの最先端の技術や今までの技術の蓄積があると。 やっぱり本気になると凄いんですね。技術陣はかつてスバル大好きとゆう人が多いとも読みましたなんかの雑誌で。今のスバルにゃ興味ないでしょうけど。
今の日本のメーカーは個人的な意見ですが。何を周りが言っても駄目っぽいです。もう戦う前から勝負着いてるでしょ 負けます必ず。政治が駄目な国は産業も国民の品位やレベルも下がるのが、歴史を学ぶ身としては定説だし。例外的にモラルや向上心、道徳心に優れた文化をもつ民族は違う道に歩むらしいですけど。 とにかくトヨタ!いい加減まっとうなリーダーになってください。なりふり構わない姿勢や謙虚な精神を失わないでほしい。新しい技術や新たな個性など、文明が均一かした時ガラパゴス化した中心から離れた所から生まると聞きました。ダイハツ、スバルを金儲け主義だけに洗脳せず社風を大切にしてほしいです。マツダやスバルやダイハツみたいな会社や軽自動車が日本車を救う気がします個人的には。
研究開発のことをResearch & Developmentというが、日本ではDevelopmentだけ、もしくは他とおなじ開発しないといけないのでResearchをする。欧米は、他社と違うことをするためにResearchする。中国は、日欧米をコピーするためにResearchする。
以上が真実です。