さらに深刻な整備イップスへ突入! 火花バッチリ! 燃料も来てるのにウンともスンと言わない~

整備イップスだと書いたらスバル360に乗っているサポーターの方から「若い頃を思い出せ。デスビをチェックせよ」と励まし&アドバイスを貰ったので、忠実にチェックしてみました。まず現代のクルマじゃ付いてないデスビ。この機械で各気筒の大雑把な点火タイミングを設定する。スバル360は2気筒のため、全部でコード3本あります。4気筒なら5本。

カバーを取ると下のようになっている。右斜め下が接点。真ん中の棒はカムになっており、回ると下のレバー押して接点を付けたり離したりします。サービスマニュアルでチェックしてみたら、少し広め(0,5mmくらい)が調子良いという。接点のコンディションについちゃ良好! 気持ち狭い感じなので、ネジ2本緩めて指示通り0,5mmくらいにセットしておく。

当時のサービスマニュアルを見ると、数字や手順の他、コツみたいなものも書かれていて親切。デスビやポイントの調整は学生時代にさんざんやったので得意分野。せっかくバラしたから電気が回る場所全て600番の細かいペーパー掛けて金属の地肌を出しておく。この次に確認すべきは点火プラグ。デスビをチェックしても火花飛ばなくちゃいかんともしがたい!

ということでヨメさん呼んでセル回してもらう。するとどうよ! すんばらしい火花! バイク時代を含め、これだけ強い火花飛んでるプラグなど見たこと無し(新世代のクルマの火花、見たこと無いです。念為)。どうやら点火系の問題じゃなさそうだと判明す! 言うまでも無くエンジンの基本は1)良い火花。2)良い燃料。3)良い圧縮。の3つ。圧縮は問題無いから燃料です!

先日キャブはオーバーホールしたばかり。それでも改めて燃料がメインジェットまで来ているかと、メインジェットの詰まりをチェックしてみた。すると燃料来てるし、燃料フィルターに異物無し。メインジェットもこれといった問題ありません。とりあえずキャブクリーナーで清掃し、組み付ける。そして再度セルモーター回す! 快調に回るが、ウンともスンとも言わず!

整備イップス、さらに深まる~っ! エンジン掛からない理由がワカラン! それにしてもこの気むずかしいクルマでよくぞアメリカ大陸縦断5000kmを走ったモンだと感心しきり。考えてみたらアメリカ縦断した10日間、トラブル出っぱなしだったけれど、毎日500kmくらい走った。しかも半分くらいの距離は”ほぼ”全開で! なのにその前後、3日間連続で走れた日無し!

この時代のクルマってシンプルなメカニズムだし、それなりに手を加えているのになぜか? まぁ世の中そんなモンだから面白いのかもしれません。何年か前に9回連続オデコ喰らった釣りを思い出す。きっとサポーターの方から次の一手の指南がくるだろうから試してみます。スバル360が調子を取り戻す日はやってくるのだろうか。コロナ中に修理したい!

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