そういえばオーラも紹介してませんでした。お金持ちの日産ファンなら買いです

そういえばオーラも紹介しておらず。このところエンバーゴの掛かった取材が多かったため、いつからアップしていいか迷っていた次第。すでにディーラーで試乗した人もいると思うが、オーラはノートの上級バージョンである。サニーをベースにしたローレルスピリットのようなもの。遮音材をふんだんに使いシステム出力をノートの116馬力から136馬力に向上させた。

興味深いのは出力アップの方法。82馬力のエンジンや容量1.5kWhのリチウム電池はノートと共通。アクセル全開時の電池出力を34馬力から54馬力に上げてきたのだった。エンジン停止状態から54馬力を出せると言うことを意味する。正確に書くと、秒単位ではさらにブーストしているようだ。オーラのメーター、左側が出力をパーセントで表示しており絶対的な出力を示唆する。

エンジン停止状態でアクセル全開すると、直後に60%まで上がる。100%を136馬力だとすれば82馬力に相当する。つまり長い時間出せるモーター出力は54馬力ながら、短時間なら82馬力引き出しているということ。1.5倍のブーストパワーなのだった。1秒少々でエンジン始動し、2秒以内に100%の136馬力に達するため、オーバーブーストは1秒~1.5秒くらいか?

これがオーラの楽しさになっている。とにかくアクセル全開したら即座に82馬力で加速開始するのだった。このレスポンス、リーフのような100%電気自動車にこそ届かないものの、どんなに反応良いガソリン車をも圧倒する! もちろん大幅にドライバビリティが向上したヤリスのハイブリッドすら寄せ付けない。フィットの弱いアシストしかしないハイブリッドと別次元と言える。

参考までにアクセル全開と減速を繰り返し車載バッテリーのアシスト量をゼロにしてみたら、エンジン全開でのパワーは70%に届いていなかった。上の写真の中央の電池表示が消えるとアシストなくなり、素のエンジンの82馬力になります。ただeパワーの制御は素晴らしく上手。相当な悪条件で使わない限りアイスト量ゼロにならなかった。良く出来たシステムです。

ということでノートとのパワー差20馬力は誰にでも解るハズ。エンジン車であれば1300ccと1500ccくらいの違いがあることを考えると、ノートオーラの実質的な価格差である16万円程度(安全装備などオーラは標準)は納得出来る。オーラ、絶対的な価格で考えたら高いですけど。強いて寂しい点を上げるならリアブレーキがドラムだということ。フィットはディスクです。

またBOSEは大いに物足りなかった。BOSEといえば重低音をキッチリ鳴らして欲しい。バランス良い音質ではあるけれど、絶対的なパワーなく(具体的な数字は秘密とのこと。ショボイためだと思う)、BOSEらしさを感じない。シロウト向けスペックです。九素BOSEや偽BOSEとまでは言わないけれど修行不足BOSEです。あまり期待しなければ「けっこういいね!」か?

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