また一つ進化?
高速道路の登坂車線を設けた時点では、おそらく徹底的に遅いトラックなど存在したんだと思う。実際、新興国に行くと、真っ黒いケムリ出しながら登坂車線を40km/hくらいで走っているトラックも珍しくない。けれど現在の日本じゃ決定的にオタンコだ。と以前書いた。オタンコをずっと続けている高速道路会社や役人は無能である。
考えて欲しい。登坂車線を走るトラックは運動性能も低く、本来なら車線変更など強いるべきじゃないです。特に登坂車線が終わって走行車線に戻る時に危険。トラックのドライバーもそう思うのだろう。登坂車線を走っているトラックって多くありません。一方、トラックは急勾配で確実に速度低下するため、走行車線渋滞の原因になってしまう。
本来なら運動性能良いクルマのための追い越し車線を作るべきです。というか高速道路を走った経験のある人なら誰でもそう考えること。やっと、というか遅ればせながら、と言うべきか解らないけれど、1月28日から2011年3月まで中央道登りの相模湖〜小仏トンネル間で社会実験を行うことになった。
内容は「登坂車線を走行車線にする」というもの。つまり以前提案した通り、追い越し車線が1本追加されることになるワケ。すでに走行した知人に聞いてみたら、素晴らしく具合良いという。これまでほとんど交通量無かった「元登坂車線」はたくさんのトラックが走っているそうな。おそらく週末の渋滞にも有効かと。
こんな簡単な改善策すら容易に実現できない国ってどんなもんだろう? 当然良いデータを残すだろうから、やがて日本中の高速道路の登坂車線が走行車線になると思う。かくなる上は一日でも早く実行して欲しい。
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要は、この問題を指摘する声が小さかったから放置していた、と?[E:sad]
役所の旧来のスタンスとして、自らの所轄分野について全体的な政策を発案・実行することには積極的でも、自ら問題を指摘したり外から指摘されて対策をするのには消極的でしたね(今もそうか[E:sad])。第一、国交省の役人は自ら車を運転しない連中が殆どでしょうから、ましてや道路政策は実態と掛け離れたものになるんでしょうね。
だから、国民や道路利用者は黙ってないでドンドン文句を言えばいいのです。彼らの給料が高すぎると思えば尚更です[E:bearing]
徳大寺先生もよく指摘されてますが、日本では道路利用者が団結して意見を発信すべき団体がないし、本来そうあるべきJAFも役人の御用団体に成り下がってきたようなモンですね。国交省や警察から天下りしてんじゃねーかというくらい[E:pout]
こうした「問題」が帰趨するのも、結局は国民の公共意識そのものだと私は思います。国民は文句を垂れるばかりでなく、自分で行動しろ、と[E:pout]
以上、地方の小役人からの意見です。
これ、いいですよねぇ。
ただ残念ながら、旧登坂車線の終点は前と同じみたいです…
素晴しい!早く普及して欲しいです。
「頭はいいが センスが悪い」のが官僚です。
政治にはセンスが求められるのですが、それが欠けているために
無駄なことが多いですね。
頭の良さも殆どが自己保身・自己正当化のために使われていますし。