もしかしたらスズキが一番強いかもしれません
日本の自動車産業は中国市場を失うことがほぼ確実な状況になってきた。競争力の無いメーカーは2025年にも。日産やホンダすら2024年あたりから採算取れない状況になるだろう。そんな中、スズキは2021年に中国市場から完全撤退。2022年からスズキというブランドも使えなくなった。スズキ自身、二度と中国市場に参入することはないと思う。ということでスズキは中国市場がどうなっても全く関係なし。精算済んでいるからダメーシありません。
そして主力を完全にインドへ移した。インド、中国を抜いて人口世界一になっている。そして今後伸び率こそ低いかもしれないが、着実に大きな市場へ育つと思う。インドも例外なく電気自動車に舵を切っている。もちろん中国企業もインド市場に参入し始めているものの、とうていスズキにかなわない。なんとなればスズキってインド政府と一体のようなもの。インドから絶大な信頼を植えている。インド政府、中国よりスズキを選ぶこと間違いなし。
スズキもインド市場に投資している。発表済みだけで3500億円規模。新しい工場や電池工場への投資も積極的だ。インド政府もスズキをバックアップしているため、不安材料ほとんど無し! 興味深いことにスズキはインド市場が大きくなっても常に半分程度のシェアをキープしている。インド市場の拡大と共にスズキも台数を増やしているのだった。今後も同じような傾向が続くと考えていいだろう。スズキ、インドの自動車メーカーとしてもやっていける!
日本はダイハツと同じくブランドイメージで売れているワケじゃない。適正な価格で今のようなクルマを作っていれば台数をキープ出来ることだろう。2024年春から電気自動車も日本市場に投入してくる。インドで生産した電池など使うことで強い価格競争力を持てるかもしれません。欧州、東南アジア市場についていえば拡大するインド市場を考えたらタイしたことなし。いや、インドで開発した電気自動車を投入することで優位に戦える可能性がでてきた。
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修会長の念願かなってトヨタグループに入れてもらったんだから今後はインドで大きなバッテリー工場立ち上げてトヨタとダイハツにも供給すれば良いんではないでしょうか?
そうすればスケールメリットでコスト削減できるし将来的には緩いトヨタグループでもあるマツダにも供給できるわけだし。
近い将来にはダイハツが東南アジア部門、スズキがインド部門、マツダが天邪鬼部門でトヨタも安泰ですね。
全くもって同感です。
インドではどこも苦戦するなかスズキの存在は強いですね。
トヨタとの提携もトヨタ側はインド市場のことがあったので強く出られない。
こつこつと継続してきた結果ですね。
トヨタ、スズキのように創業者の血を継ぐ経営トップはサラリーマン社長と違い、企業の持続可能性を考えた舵取りをすると思います。
それに血族だけでなく社員を家族のように思えたり、業界を牽引する視点で考えらることができるのではないかと思ったりもします。豊田章男さんが自工会の会長を何期も務めて元気いっぱいにレースに出てる姿を見てそう思いました。
スズキの社長は表に出てくるイメージはないけれど、昨年末ごろに日本の将来を危惧して、政府に苦言を呈していました。インド政府を知っているなら尚更比苛立たしく思ったのではないかと。
対して最近よく出てくるホンダ、日産の社長はどうでしょうか?任期の数年間を何とか過ごせればいい。一時的に株価が上がるような話題が作れれば、後はどうなっても知らない。と思いはしなくてもそう言われてもしょうがない言動になってないでしょうか。
国内自動車メーカーはトヨタだけじゃないので、トヨタと違うアプローチ&成功例があるのはいいことだと思います。
スズキが成功例になるかどうかはちょっと今の時点では不明ですが。
ただ向こう10年くらいのリスク懸念で考えるとスズキが一番リスクから切り離されているように見えます。
修元会長の功績であり、俊宏現社長の功績かといわれると(?)な気がします。
物凄く優秀な番頭さんが側近でいて、尚且つスズキ単体でなくトヨタ含むアライアンスで活躍できるならスズキの未来がより明るくなりそうですが。
スズキがほぼ手を付けて来なかったブランディング戦略ですが、ここを放置すると将来的にジリ貧になるような気がします。
コストをかけて開発だとかコストがかかる車種はラインナップできないという地の素性があり、どう舵を取っていくか?
たまに物凄いものが発売されるので、楽しみではあります。