やはりノーベル賞って凄い! 「多孔性金属錯体」であれば大気から二酸化炭素だけ取れるフィルターも作れる?

北川京都大特別教授が「多孔性金属錯体」でノーベル化学賞に輝いた。どんな内容かと言えば、大気中から「二酸化炭素だけ」とか「水素だけ」を取り出せるフィルターをイメージして頂ければ解りやすい。多孔性金属錯体を使った巨大容量フィルターを通すことで、工場の排気ガスから二酸化炭素を除去することが可能になる。カーボンフリーの工場だって作れてしまう。

以前から「ノーベル賞モノの技術が二つくらいあれば燃料電池も安価なパワーユニットになる」などと言われてきたけれど、今回で一つクリア出来たかもしれません。なんせ大気から水素だって取り出せる。もっといえば大気中から取った物質だけで液体燃料すら合成可能。2050年のカーボンニュートラル、原子力発電無しで達成出来る目処がついた。原発推進派どうする?

それにしても日本の技術は凄い! 青色発光ダイオードを作り全ての色をLEDで作れるようになり、電力消費量を圧倒的に少なくすることが出来たのは赤﨑勇、天野浩、中村修二の三氏(ノーベル賞)。リチウムイオン電池を作りノーベル賞に輝いたのも吉野彰氏。今までの例で見ると受賞した技術が実用化されるまでタイムラグは無い。多孔性金属錯体もすぐ世の中に出てくるだろう。

今回のような化学や技術を見ると、2050年のカーボンニュートラルも実現出来そうな気がしてきた。ただ残念なことに画期的な新技術は既存の利権にとって驚異。萩生田議員のような金権政治家達が既存の利権勢力からの要請で強いブレーキを踏む。だからこそ半導体も液晶も太陽光パネルもリチウム電池も海外に持って行かれちゃう。多孔性金属錯体だって既存の利権勢力からすればジャマです。

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