アメリカ、太陽光発電パネルを設置していくロボットが登場! これもゲームチェンジャーになります
アメリカを石油利権の国だと思っている人は多いけれど、そんなことありません。正確に書けば、お金持ちほどカーボンニュートラル派。知的な仕事している人ほどカーボンニュートラル派。海沿いの州に住んでいる人ほどカーボンニュートラル派だったりする。参考までに書いておくと、30年くらい前までは”ほぼ”全員が石油利権派だった。今や西側では日本が最大の石油利権国です。
写真/aes
そんなアメリカで急速にエネルギーのパラダイムチェンジが始まっている。化石燃料から再生可能エネルギーへ、です(アメリカは原発に将来を託していない)。なかでも伸びているのが太陽光発電。日照時間多い平坦地は、太陽光発電のためにあるようなもの。何と! ここにきて太陽光パネル設置ロボットまで開発してしまった。下の動画をご覧頂きたく。
こんなロボットを24時間稼働させたら驚くほどの速度感で発電能力が増えていく。同じようなことを中国もやろうとしているかもしれません。作った電力を重力発電で貯めたり水素にしたりすれば、夜間や荒天時のエネルギーだってカバー出来る。当然ながらクルマもカーボンニュートラル派はガソリンじゃなく電気で走らせるようになるだろう。
我が国はどうかといえば、依然としてエネルギー戦略のグラウンドデザインを持たない。この後に及んでゲンパツガーとか言ってますから。建物や工場の屋根に太陽光発電を義務づけ、高速道路の上や線路の上。駐車場など環境に悪影響を与えない場所からドンドン設置していけばいい。飛行機に乗って上から見ると、太陽光発電を設置出来るよう場所はたくさんある。
次期首相が誰になるか解らないけれど、なるべく早くスタートを切らないと日本は大きく出遅れ、巨額の二酸化炭素排出権を買わされることになるだろう。企業を存続させるには海外に工場を作るなど、日本から出て行くしか無くなる。VWがドイツの工場を少し減らすくらいで大きなニュースにするのなら我が国の将来を考え、積極的な情報発信をして頂きたく思う。
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自民も立憲も党首への立候補が盛んで結構ですが、各方の話を聞いていると、夢物語ばかり。
日本を変える、経済を発展させる、税金は増やさない、福祉の充実、生活の安定。。。
もちろんそれはありがたいけど、具体的な根拠を示さなくて良い「あるべき論」なら、おいらも声高らかに言えますわい。
エネルギー戦略こそが、国家の重要課題であるはずなのに、誰もほとんど言わない。唯一立憲が原発廃止を唱えるくらい。
日本の場合、カーボンニュートラルと原発廃棄は、ほぼ同じ意味。要は、原発廃棄という地球最大最悪の汚物を、誰も処理したがらないということなのでしょう。
カーボンニュートラルこそ、日本の多様な風土と多彩な技術力を活かせるのにと、心から妄想しております。
私の住んでる宮城県でも、風力発電の巨大風車の建設に反対する田舎があり、ガッカリします。
景観が損なわれるだの、下流の洪水対策がとかが理由ですが、景観や下流地域を守っても、そもそも地球に住めなくなったら何の今も持たないのにと思います。
そしてそういう反対する方々は、その時には残念ながら存命してなさそうな人が多い。未来の子供達に対して責任が感じられないんですよね。
困ったもんです。
国沢さんが「自然環境に影響を与えない場所」と書いてくれてるのに、わざわざ自然破壊してでも設置するべしとコメントに書いてる人は何を意図しているのでしょうか。
人が住んでいる下流域に洪水が起きてもよいなどと書き込むのはちょっと信じられません。
風力発電で洪水リスクの上昇が懸念されるなら、揚水発電兼用の調整池をセットで掘れば治水対策にも渇水対策にもなり三方一両得(ただし化石燃料・原子力業界を除く)で問題大解決だと思う