アメリカの争乱、拡大するかも。市民側も武装しているため権力側が実弾使ったらエスカレートします
トランプさんの政治スタイルは「移民によって作られたアメリカ」という国のあり方からすれば、おそらく違うんだと思う。私は貿易摩擦で揺れ動いていた1980年代に毎年4~5回アメリカ取材をしていた。毎回、アメリカでビジネスをしている自動車のメーカーの人とアメリカについて意見交換したのだけれど、聞いたことや見たこと、経験したことを総合して考えると、当時アメリカに駐在していた皆さんの感性は素晴らしかった。
だからこそ降ってわいたような日本叩きをされ、日本からの輸入に制限を掛けられ、工場進出を強要されたりしても、見事乗り切れたんだと思う。皆さん侍や忍者のような心得や切れ味を持ってました。皆さんから学んだのはアメリカ人の気質です。アメリカという国は外から圧力を受けると見事にまとまる。だからこそ戦争になった強い! けれど内乱になると徹底的に弱いのだった。なぜなら移民の国だからだ。
二昔前はアメリカを「人種のるつぼ」と称した。るつぼって異なる金属を溶かして合金を作るための道具です。いろんな人種が溶け合っていると評したワケ。その後「よく見たら混ざっていない。人種のサラダボウルだ」になった。サラダボウルはいろんな野菜が混ざっているけれど、個々はしっかり残っている。溶け合わない。したがってほっておくと、様々な問題が起きる。アメリカのトラブルは暴動にまで発展します。
トランプさんの政治はアメリカの中で対立のタネを育てているようなもの。しかもアメリカ人をまとめる特効薬である「正義の味方」に興味がないように見える。アメリカ人はウクライナやガザを助けようと立ち上がればまとまるんだと思う。されどトランプさんはビジネスにしか興味ない感じ。ビジネスとなれば成功者と失敗者が出てくる。失敗者はひたすら負け組になってしまう。立ち直るきっかけすら無く追い込まれる。
トランプさんの対処法を見ると、不満を権力で押さえつけようとしている。これ、決定的な悪手だ。本格的な対立になると、市民側も武器を所有している。それじゃ最後は戦おうぜ、となるのがアメリカという国の本質だ。拳銃どころか、さらなる威力を持つ武器だって出回ってます。警官や軍隊が実弾を使った瞬間、事実上の内戦状態になってしまう可能性すらある。自動車メーカーは右往左往せず静観するしかない。侍や忍者はいるか?
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とはいえ、民主党とFBIが意図的に入国させた”不法”移民であり、犯罪者集団も含まれているんですぜ。治安悪化の主原因ですよ。
国家ぐるみで移民受け入れプロセスで小児売買に加担している事実とか、国沢親分にはCIAプロパガンダに汚染されたオールドメディアに洗脳されることなく、『裸の共産主義者』等の反対側の情報にも精通し、中立のメディアリテラシーを維持してもらいたいと強く願います。