アルトの価格、ハズレました
やはりスズキの動きは読みにくい。VWとの提携はVW側から漏れた情報だったたため読めたものの、新型アルトの価格をカンペキにハズしました。ちっとも驚く価格じゃなかったのだ。ダイハツやホンダもムネをなで下ろしていることだろう。これで商用車バージョンだけでいいから50万円台で出てくれば、激震走る。
もちろん新型アルトは十分安価だと思う。4速ATの価格を見ると、先代より実質的に4〜5万円の値下げというイメージ。されど売れ行きを決定的にするようなレベルじゃありません。スタイルだって好き嫌い分かれそうだし(私はダメなセンス。アルファ・ミトやルノー・トゥインゴ、中国車の熊猫の方向性です)。
これでライバルメーカーは若干の時間的余裕が出来た。本格的な価格戦略を行ってくるの、ダイハツかホンダになることだろう(ダークホースに三菱自動車)。果たしてどこのメーカーがプリウスのような衝撃的な価格を付けてくるだろうか? 何度も書いてきた通り、価格戦略は今や超有効です。
次なる「期待」はタイで生産される日産マーチ。こいつも予想以上に高く価格設定なら、日本市場の厳しい状況は当分続くかもしれない。市場はとにかく格安のクルマを待っている。可及的速やかに上市して欲しいです。
<おすすめ記事>
衝撃価格はインサイトが火付け役だったと思いますから、ホンダかなと言いたいところですが、
ダイハツも含め、スズキに合わせて2%ほどの引き下げだと思います。
国沢さんおっしゃるようにマーチがきっかけになって、プリウスのように軽自動車も下げざるを得ない状況となるような気がします。
もっとも為替動向も大きいかと思います。来年1995年の1ドル79円台の更新があるかどうか等。
エアコン付きでDOHCエンジンで70万円台は十分安いと思います。5MTなんか遊び道具として欲しいくらいです。
さすがに50万円台にしたらスズキの400ccのバイクより安くなっちゃいますから自分で自分の首絞めるようなもんですよね。
スタイルはイマイチだけど、マーチみたいに女性には受けるんでしょうね。
こんばんは。
初代アルトに子供の頃乗せられていた私としては、アルトが新しくなるたびに感慨深いものです。
初代アルトの47万円のとき、大卒初任給は約11万円だったというデータがあります。今は初任給が20万としても、70万前後からの値付けであれば、初代アルトに負けない価格ではあると思います。今は4シーターでエアコン・エアバッグ付ですから。
でも、タタ・ナノに倣って60万未満の乗用モデルが作れないことは無いでしょう。エアコン・安全機能は残すとしても、AT、キーレス、パワステ、パワードアロックはいらないでしょうし、5ドアなら助手席のシートリクライニングも不要。フロアもビニール。エアコンがあるなら、後席の窓が開かなくてもよい、と。
しかし、低価格は魅力ですが、需要の先食いとか、生産現場の海外流失にならないかと心配です。それを考慮して、海外展開もあるプリウスの205万円は妥当なセンかと。そうすると国内専売車が割高なのは、仕方ないと思えてきます。
今後更にデフレが加速するようで低価格車には賛成できません。
スズキは丁度良い値付けをしたと思うし、ダイハツ、ホンダもそうして欲しいと思います。