インド/アフリカ仕様
アフリカの人達が来日している。これから伸びる市場はインドとアフリカだと言われてます。中国についちゃ「見えた」感じ。一段と厳しい政府のコントロールを受けるようになった結果、思ったようにならず。現状維持と少しづつの前進を考えればいい。というかダイナミックな伸びは期待出来なくなりました。
中でもアフリカはこれからだ。しかし日本の企業が直接アフリカに乗り込むことは難しいと言われる。文化や生活環境や、もっと言えば「命の価値」まで違うからだ。「生きる」と「死ぬ」も自然に行われています。日本人がアフリカに行き、現地で仕事をすることは大き過ぎるリスクを伴う。だからアフリカへ投資出来ない。
しかし流れが変わってきた。インドの存在である。いち早く動いていたのはダイムラーグループの一員である三菱ふそう。何と! インドで開発&生産したトラックを昨日発表した。インドだけでなくアフリカ市場までカバーするそうな。アフリカはいろんな意味でインドに近いという。インド人ならアフリカに入っていける。
つまり日本はインドに投資し、インドで人を育て、インドでモノを作る。そこで生まれた「成果」をアフリカに持って行くということ。そしてアフリカのビジネスはインド人にコントロールしてもらう。日本からすればアフリカとワンクッション置けるし、インドだって自力じゃ出来ない技術や資金力を使い、稼ぐことが可能。
自動車メーカーも同じことを考え始めているようだ。ホンダは今年インドの拠点を強化した。工場の新設も発表している。今まで大雑把に分けて「日本」「アメリカ」「欧州」「中国アジア」と4タイプのクルマを作ってきたが、インドやアフリカでは完全にオーバースペックになってしまい、コストダウン出来ない。
そこでインドやアフリカに合わせたクルマを開発し、現地で展開しようとしているワケ。その代わり、日米欧のスペックを統一しようという流れになっている。最
もワリを喰ってるのが日本で、今や日本専用モデルは風前の灯火になろうとしてます。日本もインドやアフリカ用に開発したクルマなど売ってみたら面白いか?
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森総理時代に、確か総理大臣として初めてアフリカ訪問していたと思います。その効果が表れてきたのではないでしょうか。
中国のアフリカ進出は、現地の労働者を使わず本国から連れて来て、技術は伝えない、地元に金を落とさないなど、アフリカ諸国もその正体に気付き始めたようです。
安倍総理はその辺をうまく突いて、PRしていますね。
今まで日本が得意としてきたプライム層やサブプライム層に対する商売から、BOP層に対する商売に切り替えていがななりませんですね。
効果があるか判らんCM打つより、インドやアフリカやに自動車メーカーが直に橋かけたり道作ったりして、トヨタ橋やらホンダ道だとか、構造物そのものに「我々が作ったよ」って意味の社名入れて貰えば、これからクルマ買おうか言う人々に大きな訴求力あると思うんですが・・・
こういうの可能なら他の国より先にやらないと意味無いですから、政府主導でできんのかしら?っと思います。
日本でも、首都高の修理や橋の修理に直接メーカーが金出してもイイ様にしたら、効果あるかわからんCMに大金使うより、PR力あるし自治体も助かるし両得だと思うんですが・・・日本の方が難しいかな?
アフリカで車を走らせるならまず完全なインフラ整備が必要でしょう。イギリスの有名な自動車バラエティ番組でアフリカの道路を走破してましたが足回りが完全ぶっ壊れてました。この分野中国が先手を打っておりインフラ整備してますが、こんなお粗末な道路を用意しながら平気で資源をよこせといってるんですよね。その点で日本は本当に有利に立って欲しい。