エコ贔屓作戦開始!

横浜でエコ贔屓が始まった。病院のタクシー乗り場の待機レーンを、普通のタクシーとEVタクシーに分類。どんなに普通のタ
クシーが多く並んでいても、EVタクシーと交互にお客を乗せるというもの。EVタクシーの稼働率を上げることによってタクシー会社の収益性を高め、1台でもEVタクシーを増やそうという作戦。

TVニュースでは電気自動車を推進する役所の人が「環境に優しいEVタクシーを増やしたい」というデタラメなコメントをしてました。何度も書いてきた通り、リーフのタクシーはエアコンを全く使わない時期に、電費を考えながら丁寧に走ってプリウスと同等の二酸化炭素を排出する。冬場などは1,5倍くらいに達す。

しかも電力事情厳しい夏場の昼間にも急速充電器を使わなければ稼働させられない。公共の充電施設なら電気はタダでもらえる。こういう乗り物を優遇する、という考え方が私には全く理解できない。驚くべきコトに、このエコ贔屓タクシー乗り場、神奈川全域に増やしていこうと考えているようなのだ。

溺れる者はワラをも掴む、というけれど、EVタクシーは文字通り「ワラ」です。絶対的な台数からしたって少ない。タクシー仕様車をゴリ押しして売るより、もっと気持ちよく売る方法がいくらでもあると思う。旧日本軍体質の日産の国内販売部門は「木を見て森を見ない」を実践しちゃってるように見えてならない。

一方、日産本体の電気自動車推進部門は1歩ずつ手を打っている。あまり話題になっていないけれど、今やリーフを運用する環境は2ヶ月前と大きく変わった。圧倒的に良くなりました。紹介すると国内販売部門が手柄に
しちゃうといけないので、やめておく。もう一歩進むとリーフの使い勝手はイッキに改善します。

リーフの売れ行きにブレーキを掛けているの国内販売部門vsホンキでリーフを売ろうと考えている電気自動車推進部門とのバトルが終われば、けっこう売れるようになるんじゃないかと思います。国内販売部門も一生懸命やっている”つもり”だから困ったモン。やっぱり強い抵抗勢力があると前にはすすまない。

・ECOカーアジアは「プリウスは安全な移動発電機になります

<おすすめ記事>

5 Responses to “エコ贔屓作戦開始!”

  1. 那須与一 より:

    いや〜ホント、リーフ買わせて下さいよ。
    中古で250万代見つけました!
    0.9%残価設定じゃなくて、リースでいいから10年でも月1万ぐらいでは?
    一気に普及しないかなあ?まだまだ日本は一部の金持ち相手の商売じゃなくて、中間層が市場だと思うんですよ。
    リーフ400万で10人より、200万で1000人の方が儲けが大きいのは小学生でもわかるんですけが。
    マーケティング本部マーケティングダイレクターオフィス御中でなくて?
    どの部門なんでしょうか?(笑)
    マツケンや教授に高いギャラ払うよりは、無名の外人モデルで前時代CMを流す某T社の方が商売上手だと思います(笑)

  2. 白木 晴幸 より:

    いくらリーフの売れ行きが販売計画を大きく割り込んでいるとはいえ、一般消費者には納得できかねるように見えます。
    日産本社が横浜にあるからとは言え、『TVニュースに出てくる役所の人』というのがいかにも胡散臭いです。もし横浜市か神奈川県の職員なら経産省の官僚の〝圧力〟によるモノでしょうし、裏で東電の幹部も暗躍していると想像できます。
    しかし、どうしてこんな『将来性のある技術』を政治の道具にされなければならないのか?と思います。

  3. アミーゴ5号 より:

    タクシーの配列って、県が決められるんですね〜。って、驚くところが違いました。
    m(_ _)m
    電気が足りなくなる時に、電気タクシーが出てくるあたりが、いかにもゴンゴンもとい、日産リーフらしいと思います。

  4. さね より:

    神奈川県懐かしい。前住んでました。そんな訳わからない行政は神奈川県にかぎらずいろいろありますね。 しかしEV…今はタクシーには向かないなら止めたらいいのに。いろんなことにトライ&エラーしながら進化してゆくんでしょうけど、日産も本気で売りたいなら小さな発電機エンジンつけたHVにしたり、純EVが実用になるまでいろいろやってほしいなぁ。北海道などでよく使われる4WDなんかも考えてほしいです。ともかく行政にも利権やなんか絡んで変な事やるのはいいですが、県民の税金を無駄ずかいしないようお願いします。

  5. 真鍋清 より:

    やっぱり案の定、日産リーフという奴は偽善インチキ商品に過ぎなかったか―「ハイブリッドのプリウスと同等のCO2」を実走時に出す割に、充電ステーションの全国整備もままならず(そこまでやってもペイできず、割に合わない物か…..よく考えれば)、一回の充電あたりの航続距離も160kmが目一杯となると「技術屋の実験車」だか「物好き富裕層のセカンドカー」以上にはなれないという見方もできよう、率直に言って。
    そんなリーフを推奨するタクシープランというのも近視眼的印象を強めざるを得ませんが、このあたりリーフの設計が盲点ありなのか、お上の視点が一面的なのか、どちらが先か全く鶏と卵で始末に負えませんが国沢さんは如何でしょうか。
    他の方が言っているように、(例えばシボレー・ボルト張りに)発電用エンジンを付けた「電気自動車に近いHV」に育てるなり何なり、明確なプランを日産側が打ち出さないと結局製品としても宙ぶらりんで「単発の東洋の珍味」に終わってしまうのではないかと思います。
    PS(こぼれ話)
    かくいう小生は昨今、どうも夢にリーフタクシーが出て仕方ないのです―
    ①愛車2004年式ヴィッツ1300U-Lで都内の某ホテルに到着する小生
    ②その瞬間、すぐ向かいに丸っこい「光岡ビュート」の個人タクシー(本当にあるのか?)から日本語教師海外派遣のベテランT.H先生が降りる
    ③同時にリーフタクシーが止まり、日本語教師海外派遣業者の代表T.I女史が降りる
    ④ホテルのロビーで二人からがっちり絞られる小生
    昨晩見た夢はそんなものでした。
    無論、これは小生が受けた現実の体験がベースとなっております―東欧の某国の日本語教師派遣インターンシップに参加すべく数回面談を受け、最初は履歴書や志願動機他から「最有力候補」として持ち上げられるも、数日を待たずに手のひらを返したように「東欧は不向き」と東南アジアを薦められ、その三日後にメールで「今回の話は見送らせてもらいます」と来た!
    これには続きがあり、「断りのメール」の10日後ほどに小生の携帯に(それも浦和の家電量販店の駐車場で!)「先ほどは東欧行きを突然キャンセルしてどうもすいません―あなたの志願動機書を非常に評価していますので次の面談を用意しています」と業者代表より連絡がある、追ってメールで言われた通りに英文レジメを添付で送って後に面談場所(霞が関の某ビル)に到着して業者の女性代表並びに海外派遣のベテラン・前記T.H先生の二人から「あなたは厳しい海外の教壇に立つだけのチームプレー構成力を欠いている―海外教師のベテランですら難儀しているのだから」と二時間にも亘ってお説教を受けた→同プログラムへの参加を拒否されてしまった
    以上、「つまらぬ男のつまらぬストーリー」他人には屁のつっぱりにもならない体験談ですが、「リーフ」と聞くとこんな顛末と連想率で結びついてしまうぐらい、「偽善業者」と「偽善エコカー」はともに我が国のおためごかしの―商習慣から増税をめぐっての姿勢、原発問題の後始末と全てに及ぶ―縮図という意味で共通点を抱えているのではないかと思えてなりません。

このページの先頭へ