エタノール相場
ガソリン価格が上がってくると、またぞろ代替燃料やアルコール燃料の話になってくる。折しも政府はエタノールを10%混ぜた『E10』流通のための対応を自動車メーカーに求めるらしい。一頃はガソリンより高いと言われていたアルコール燃料のコストながら、直近だとどのくらいだろうか?
アメリカなどはガソリン相場、原料となるトウモロコシの収穫状況によって大きく変動。投機の対象になってしまっているものの、実需中心のタイの相場を見ると1リッターあたり75セント(1ドル93円で70円)。ただガソリンより30%程度エネルギーの量が低いため、実質的に100円か?
高騰を続けているガソリンが直近で62円(こいつに約57円の税金と流通コストが乗ると135円になる)。つまり現在のエタノール相場だと、今や完全に根拠を失っている「暫定税率分」を掛けなくても厳しい。ただガソリン価格が75円を突破するようなら、エタノールも面白くなってくる。
税金などを乗せなければ、十分実用化出来る価格が実現出来てるワケ。というか前回のガソリン高騰もエタノールとガソリン価格のせめぎ合いになり、結果ガソリ
ン安となって終了となった。やがて今回も石油陣営とアルコール陣営とのツバ競り合いになるだろう。しかし直近はやや面白い展開。
ガソリンにしろエタノールにしろ、リッター160円の相場展開になってくると電気自動車が俄然優位。日産や三菱自動車にとっちゃ強い強い追い風。しかも電気なら太陽光発電によって自分の消費量程度なら作れてしまう。ガソリン価格に一喜一憂しないっで済む、というのが何より気持ちよい。
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近畿圏ではニュースで”バイオ燃料は救世主か”というのをやっていました。水素、燃料電池などいろんな燃料が言われていますが、何が一番有望なのでしょうか?。
個人的に思うのは、基本は光合成で走る車。その名のとおり植物からのヒントです。
大気中の酸素や二酸化炭素濃度を計測しながら、より自然環境に近い状態となるよう制御しながら走る。
技術的に何をどうすればいいのかわかりませんし、もちろん冗談ですが・・・。
ガソリン価格の上昇のピッチが早すぎません?
何かのサイトで《ガソリン価格がいくらになったらクルマの使用を控えるキッカケになるか…》そんなアンケートを募っていたようですが。
いま135円検討でしたか!?
厳しい状況になりつつあります。個人的にはね。
この状況が続くと、否応なしにユーザーはHVを意識せざるを得なくなり、HV以外のモデルは関心すら向けられなくなくなるのではと……。
郊外の空いた一般道などではHVに迫る好燃費車であってもHVという記号がないだけで購入候補に挙がらないなんでことにも。
日本の自動車市場が特殊なモノ=自動車のガラパゴス島化?=になってしまわないだろうかと。
ふとそんなことを思いました。
わたくし、ただいま老後の思い出話用に内燃機関のマッスルバイクに乗ってます。
だって生きているうちに、300キロ出せる電動バイクなんか出ないと思ってますから。
きっと孫の代に武勇伝を自慢できる(バカにされる可能性も大)