オタンコX

首都高速が「オタンコX」(命名国沢)という新しい交通料金自動収受システムを開発している。オタンコXの内容見たら、現在採用されているETCシステムのコンセプトの全否定であった。もはや大笑いであります。紹介しよう。1)料金所で一旦停止しなければならない。現在導入されている複雑高価なETCシステムは、ノンストップ高速通過を可能とするためのもの。一旦停止することを容認するのであれば、圧倒的に安価で簡易なシステム(例えば鉄道で採用されているICカードなど)が使えたし、高速でのゲート通過による危険因子の増加を招くこともなかった。不正通行だって防止出来たろう。2)セットアップが不要なこと。シガーライターに差し込むだけで稼働する。つまり無記名でよく、車両の登録だっていらない。すでにナンバーを読めないバイクETCの導入により、セットアップの意味など無くなってますけど……。3)車載器は無料リース。デポジットを納め、返却すれば返金してくれる。これまた高価なETC車載器を強引に買わせようとしたETCシステムをブン殴るようなコンセプト。4)クレジットカードじゃない。ICカードのような前払い方式の電子マネーを使うため、与信を必要とするクレジットカードもいらない。以上。確かにオタンコXなら、誰でも簡単に自動収受システムを使えることだろう。というかオタンコXは現在使われているETCシステムが超オタンコだったことの証明みたいなもの。じゃなんで優等生XでなくオタンコXなのか? ここまでETCは普及したのだから、新しいシステムを導入するよりETC車載器を無料で配った方が総合的に考えれば得だと思う。ETCカードもクレジットカードの他、デポジットタイプ(割引システム無しでも許す)も使えればいいようにすればOKでしょう。

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