オートサロン、ショップで人気なのはトヨタ車ばかり。ホンダや日産はお金を使うお客さんが離れた
もう何年も続いている事ながら、東京オートサロン2024の出展状況を調べてみたら「もはやトヨタ以外のメーカーってほぼ存在感無し!」というイメージ。こう書くと「日産もホンダも元気だった」みたいに思うかもしれない。その通りで自動車メーカーのブースは、それなりに取り繕った感が出ているように見えます。ただオートサロン全体を俯瞰して見ると、姿が見えない。
写真/東京オートサロン2024
オートサロンの主役はショップである。出展しているショップは当然の如く「クルマを趣味としている人」を対象にしている。広く考えると、クルマにお金を掛ける皆さんです。付加価値の高いクルマも買ってくれる。「クルマは道具」の反対側にいる人達だ。ショップは皆さんシビアなので、クルマ好きに人気のモデル用のパーツを作る。人気の無いモデルのパーツ作ったって売れないですから。
一昔前のオートサロンを見ると、ベース車両はホンダや日産が人気だった。1990年代から2000年代の前半はレガシィやインプレッサ、パジェロ、ランエボのパーツなど山ほど出てました。されど今回のオートサロン(私は行けないので感性を持っているいろんな人に聞いた話です)でアフターマーケットの皆さんが”いじるクルマ”としているのはトヨタ車ばかりだったという。
VIPカー系は国産車だとアルヴェルやハリアー、新世代クラウンが圧倒的に強い。ファミリーユースとして人気のカスタマイズであればノアヴォク。クロカンだと圧倒的にランクル系。スポーツモデルは兄弟車のBRZの姿”ほぼ”無くGR86ばかり! ここにきて新型プリウス人気が赤丸急上昇中だったりする。確かに新型プリウス、手を加えたら一段と魅力的なクルマになりそう。
ハイエースもオートサロンの人気車種。バニングだけでなく全日本ラリーのイメージなのか走り系のパーツも多数出ているそうな。そうらそうだ。ノーマルエンジンのラリー車が、ビンテージクラスの名車を食っちゃうほど速い。ライバル車であるキャラバンのパーツといえばホンのわずか。圧倒的なハイエース人気です。軽自動車だけトヨタ車以外が目立つ程度(ダイハツもトヨタですね)。
こういった状況を見てトヨタ以外の自動車メーカー経営陣はどう考えるだろう? おそらくクルマに興味ないからオートサロンなんか来ないだろうし、来たとしてもメーカーのブースを眺めて「ウチも人は入っているな!」と大いに満足してお帰りになるに違いない。自社のクルマがお金を使う皆さんに人気無いということもまでは考えつかない。完全に茹だったカエルです。
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日産やホンダの経営陣に現役で第二世代GT-Rや初代NSXに乗っている人がいますかね、佐藤社長の様に。
オートサロンのモリゾウさんの挨拶動画を見ました。とにかく、スケールがデカい。
自分自身が可愛くて仕方がない他社の役員なんて、もはやミジンコにしか見えませんよ。
しかもですよ、最後にお姉ちゃん達まで紹介していたのには、本当にビックリしました。なんだかんだ言っても、クルマとくれば女の子。人類の本音だよね!
モリゾウさん、是非ともお命を大切にしてください。あなたがいなくなったら、本当に日本の産業だけでなく、世界のクルマ産業が沈没してしまいます。
今は見た目のドレスアップが多い一方、モータースポーツが流行っていた頃は、競技に出るためのカスタム用品も多かったです。当然お金はかかり、それでもミラージュRSやランエボ、シビックSiRを皆いじってました。それなりのマーケットがあったのですが、いまはVIP系・SUVのドレスアップだけ残った感じでしょうか。となると、高級車が強いトヨタしか残りません。フラグシップモデルを残せるかどうかがメーカーにとって大きかったように思います。
残っているのはシビック、でも車両本体だけ買って息が切れそう。フィットRSにMTがあれば…。
やはり最近のトヨタの元気さは、他社を圧倒してますが、社長や会長が元気な証拠でしょうね。ホンダ、ニッサン、三菱などその点は希薄ですよね。技術がありながら舵取りがダメなんでしょうけど残念ですね~ 昔は「技術のニッサン」がCMでも流れるほどでしたし、ラリーでも存在感がありました。
昔はカスタムと言えばHONDAが強かったですけど軽自動車のイメージが強くなればそりゃカスタムも減りますわな。
自爆ですね。どうすんだ、HONDA。
GRヤリスとかもそうだし
企業としての勢い、会長のオーラと言うかカリスマ性とかが
ユーザーにも届いているからこうなってしまうよなぁって見ていて感じますし
日産、ホンダは日本を捨てているとか言う人もいるが
日本も世界もトヨタの勢いに負けてしまっているよなぁって
海外のレビュー見ていても思いましたね。