カッコいいCX-50のハイブリッドをアメリカで発売! パワーユニットはRAV4と全く同じ

日本で厳しい展開になっているマツダながら、1昨日も書いたようにアメリカは毛籠さんが戦略を練っていたため、ニーズにあった売り物を準備出来ていた。7月9日にアメリカ市場でCX-50のハイブリッドをローンチしている。以前も詳細を紹介した通り、エンジンを含めたパワートレーンを居抜きでトヨタから供給してもらっている。アクセラHVの時はエンジンがマツダでした。

マツダ自慢のスカイアクティブGよりトヨタTNGAの方が熱効率良かったとすると、マツダのパワーユニットをやっていた人達は軍法会議に掛けられてゴメンナサイしなければならない。現役CTOの廣瀬さんはスカイアクティブGを開発した時、パワーユニットの親分だったので何らかの説明をして頂きたいと思う。廣瀬さん、スカイアクティブGは世界一だと譲りませんでしたから。

そろそろ対談いかがすか?

スカイアクティブGが出た時、デミオとフィットで燃費勝負しましょうと言ったら「やだ!」。理由を聞くと「市販車なら勝てるがホンダはインチキするから」。私と城市さんで「じゃ両方ともレンタカーでやりましょうか」と言うと「それもダメ!」。凄いというのなら証明してあげましょう、という話の始まりだったのでバカらしくなってオシマイ。

ということを思い出しました。いずれにしろ廣瀬さんが作ったスカイアクティブGは自社のクルマでも載せられないほどアカンかったということなんだと思う(反論あればいっつでも対談しますよ~)。閑話休題。気になるのは他のメーカーのパワーユニットを使ったクルマが売れるのか、ということ。私の狭い&45年分くらいの知識では無し!

OEMも含め本家よりたくさん売ってるの、トヨタくらいかと。ちなみにCX-50のハイブリッドは中国で先行販売されているが、厳しい状況。アメリカだと中国と顧客層も違うためイケるかもしれません。日本でもCX-50を売ればいいと思うけれど、廣瀬さん達に右ハンドルの開発は「ダメ!」と拒否されていたため、準備もしておらず。すぐには導入できないです。

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7 Responses to “カッコいいCX-50のハイブリッドをアメリカで発売! パワーユニットはRAV4と全く同じ”

  1. アミーゴ5号リボーン より:

    マツダは、当初上手くいったスカイアクティブ戦略のせいで、成功体験から抜けられなくなって、技術の限界突破を旗印に、泥沼にハマっていったのですね。

    そして見事に、茹でガエルが完成!その上、とうとうパワーユニット丸ごとトヨタのお世話になるしかなかったのだから、残念無念としか言いようがない。

    それでも米国市場では、こんな荒業をやってのけるのですから、毛籠さんは本当に凄いお方だと思います。

    しかもですよ、
    今や負の遺産に成り下がったスカイアクティブのあれこれを抱えながら、経営しなければいけない訳で、クルマ好きから見ると、マツダの救世主は毛籠さんしかいないとお見受けします。

    日本の自動車中堅メーカーは、国内経済の宝です。是非とも頑張って頂きたいと思います。

  2. 猫まんま より:

    これで良いんですよこれで。
    負の遺産のなんちゃって高効率のスカイアクティブなんてさっさと止めて「スカイアクティブG(ダイナミックフォースフォースbyトヨタ)」で良いんですよ。それで浮いた開発資金を今後のメインになる電動化やCASEにつぎ込めばよいだけです。
    毛籠さんって現実が良く解ってらっしゃる人ですね。
    スバルなんかも新e-boxerでF型エンジンなんてさっさと止めてエンジンもトヨタ製で良いじゃない。うだうだ文句言ってるやつはどうせ買わないんだから(だから初期型のe-boxerはさっぱり売れなかったんでしょう)早く切り捨てないと会社が潰れますよ。

  3. トヨタ車ユーザー より:

    あたらしいCX-50、ずいぶんピラーが寝ていてルーフも低そうで、写真で見る限りグリルの穴開けたbz4xかEZ6のSUVになっちゃってますが大丈夫でしょうか。
    左ハンドル作っていれば、イギリス、オーストラリアにも出せたのにと思いますが、彼の地からは撤退しちゃってるんでしょうか。

    自社エンジン+トヨタHVは、次のフォレスター。こちらはどうなるのか。水平対向+AWDが基本だから、エンジンは薄い構造じゃないと、歩行者保護が通らないのかも。
    ま、ソルテラ売れましぇ~んと嘆いていたディーラーにとってはストロングHEVのフォレスターで一安心でしょう。

  4. ひめ太郎 より:

    ここを見てもわかるように、すでに個性や拘りなんてものは不要のように思います。売れなくていい、ならお好きにどうぞです。
    それでもまだ拘り続けるのなら、まだ生きるか死ぬかの段階ではないのでしょう。

  5. 初投稿です より:

    今年の何処かで日経新聞に出ていたマツダ独自の96Vハイブリッドって電圧的に足りるんですかね…

  6. 山下 より:

    猫まんまさんへ

    CX50がエンジンとHEVをともにトヨタ製を選択したのは毛籠さんだからではなくこれしかなかっただけでしょう。
    そもそもマツダ製HEVがなく、マツダエンジンとトヨタHEVの組み合わせを選択するのは開発費がかかりタイミングが遅れるだけでなく、アラバマ工場は合弁工場だから生産が複雑化することでコストアップにもなりかねないと思います。
    毛籠さんならではなのは米国でのリース、低金利を含めたマーケティング資金を投入した米国集中戦術だと思います。
    ただこれは後になってボディブローとして苦しむことになるかもしれないというリスクを背負っていると思います。

    • 猫まんま より:

      山下さんへ

      >そもそもマツダ製HEVがなく
      ご立派なローターリーハイブリッドが有るじゃないですか。まあ現実的ではないんでトヨタに縋ったんでしょうけど。
      10年以上前にTHSを使ったアクセラHVが有ったときに近所のマツダディーラーの若い営業さんが「スカイアクティブなんてさっさと止めて、もっとトヨタさんと仲良くしてHV作ればよいんですよ。アクセラHV乗ってみてください、今までのマツダの中で最高の出来ですよ」って言ってました。確かにアクセラHVの出来は素晴らしかったですね。現場の人は良く解ってます。こういう現実的なことが出来ないから井の中の蛙で天邪鬼なメーカーになってしまったんでしょうね。
      実際にアクセラ>MAZDA3で比較するとアクセラの出来のほうが良かった気がするんですがモデルチェンジして劣化してどうするって思いましたけどね。
      現状でもミニバンが無いから代わりにCX-8買ってるユーザーを切り捨てて試作車レベルのCX-60で代わりにしようとか何を考えてるんだか。CX-8に3.3ディーゼルとトルコンレス8AT積んだ方がましだったような。

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