ガソリンエンジンのN-VANに試乗しながら電気自動車モデルを予想してみる

来年春にも発売となるホンダの電気軽商用バンを仮オーダー(受注開始時に連絡する顧客リストだと思って頂ければいいかと)したこともあり、改めてN-VANに試乗してみた。ベースグレードはCVTならアダプティブクルコン機能まで付くホンダセンシングが標準装備で127万6千円。同じ価格で軽自動車じゃ他にない6速マニュアル仕様車も選べる。郵便局みたいな赤いボディも割増し無し。

ボディは基本的に軽自動車のベストセラーN-BOXと共通。ただルーフ部分が高くなっており、荷室の天地は1365mmを確保している。電気自動車モデルも同じボディになると考えていいだろう。当然ながら電池は床下に搭載されるため、もしかするとエンジン車より少しフロアが高くなるかもしれない。いずれにしろ必要にして十分なスペースを持つと考えていいだろう。

走ってみると53馬力のターボ無しエンジンで960kgのボディを軽快に走らせる。さすがF1エンジンを手がけた技術者が作っただけあり、最高出力を6800回転(!)で発生する高回転型にも関わらず低い回転域からトルクを出す。都内を走っている限りターボエンジン付いて無くてもいいと思えるほど。電気自動車モデルはターボと同じ64馬力になるだろうから、一段と走りそう。

先日ダイハツの軽バンであるハイゼットのステアリングフィールに苦言を呈したが、N-VANは不満なく走れるレベル。ハイゼットはキャブオーバーの後輪駆動で、乗用車と同じFFを採用するN-VANと構造的に違う。このあたりがステアリングフィールに影響を与えているのかもしれない。ちなみに電気自動車版はモーターをフロントに積むのかリアに積むのか不明。

気になるのが価格&装備。ホンダは「200万円を切る」とアナウンスしているけれど諸物価高騰の中、タイヘンだと思う。されどホンダって有言実行。いろんな装備を外してでも200万円切りを出してくると予想。とはいえ200万円切りはホンダセンシングなど安全装備こそ残すだろうが、リアシートや急速充電機能は外すと思う。私はリアシート必要。急速充電不要です。

ということで一番下じゃなくリアシート付きを選ぶと思う。220万円くらいか? 今年度と同じ55万円の補助金が出れば165万円。太陽光発電など組み合わせ電気を安く調達出来ればガソリン車より総合コストで安く付く。日当たりが悪く太陽光発電を導入しにくい東京都の場合、今年度と同じなら45万円の補助金でて120万円になり、エンジンモデルと同じくらいの価格で購入出来る。

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