ガソリンスタンドさらに減る

ガソリンスタンドの減少に歯止めが掛からない。来年1月までに40年を経過した地下タンクは安全性向上対策をしなければならないのだけれど、下を見て1つ100万円。油種4つのスタンドだと400万円以上の投資になってしまう。今や将来性も無し。古いガソリンスタンドの大半が、年内での廃業を考えているという。

せっかく流行の兆し出てきたディーゼルながら、軽油の販売実績の少ないガソリンスタンドは取り扱いを止めるケースだって出てくるハズ。ほとんど売れない油種を扱っても、地下タンクへの投資分を回収できないからだ。この機会にハイオクか、軽油の(もしくは両方)販売を止めるスタンドが増えるかもしれません。 

なかでも深刻なのが山村地域。多くのスタンドは昭和30年代後半からの高度成長期(5年くらい)に集中している上、個人企業も少なくない。比較的資金力のあるJAのスタンドまで廃業しているほど。ガソリンスタンドが無くなった地域はまとめ買いするか、タンクローリーなどで配達するしかないだろう(100Lまで保管できる)。

じゃなければ島嶼地域やラリーの給油ポイントの如く、ドラム缶(実際はもう少し見栄えの良い容器になると思う)からの給油になるか? いずれにしろ来年2月以降、ガソリンスタンドが明らかに減ると考えておくべきだろう。逆に生き残ったガソリンスタンドは健全経営になるけれど、競争減って割高になるかもしれない。

そうなれば山村部の
モビリティの流れは電気自動車だ。自宅で充電できる上、軽トラックなど平均的な走行距離少ない。エアコン無くてもOK。ヒーターだって最小必要な分だけ効
けばいい。ミニキャブMiEVの少ない方の電池容量型で十分使える。数年スパンで考えたら、電気軽トラックは間違いなく増えていく。

石油会社は昭和シェル石油のように太陽光発電装置など新しい分野のエネルギー開発を行えばいいと思う。また、GTLのような油種なら無認可で1000Lまで保管可能。いろんな意味で新しいアイデアが必要になってくる。

・ECOカーアジアは「超小型車のスケジュール概要が判明

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7 Responses to “ガソリンスタンドさらに減る”

  1. ねこまんま より:

    いろんな事で転換期が来ているのだと思います。
    車はガソリンメインから代換燃料、企業は国内重視の製造から世界各国への移転など。日本も本気で50年先、100年先を考えていかないと本気で後進国に成り下がることでしょう。
    車の場合は最終的には電気自動車がメインになると考えます。電気なら効率うんぬんを考えなければあらゆる方法で発電が可能だからです。でも燃料電池車はちょっと無理なのかな?
    一番大事なのは皆が今までの年功序列を捨てて、完全実力主義の考えにならないとこのまま変わる事は無いでしょう。世界のどこでも仕事をする、国籍、年齢、性別など抜きで完全に能力で評価される社会体制が無ければ日本はガラパゴスから抜けられないでしょう。
    私も含めてだけどこれが一番難しい、生まれ育った環境はなかなか換えられませんからね。どちらにしても日本が製造業メインで生き残っていくことは不可能になってくるでしょうね。
    第二次世界戦争で敗戦国になり頑張って復興してきた。今の現状は中国や韓国に製造業という得意な分野で負けた戦争無き敗戦でしょう。またここから立ち直っていくためには何が必要なのかを真剣に考えないと未来は無いです。
    昔のことナガオカというレコード針のメーカーが有りまして、CDが出たときに社長が「CDなんかが売れるわけが無い」などと言っていて結局すぐに倒産しました。トップが考え無しだとこういうことになります。パイオニアやパナソニックなど家電メーカーも同じくかな?最近はニュースにもなってますがシャープが危ないみたいで。

  2. 小林 英弘(携帯) より:

    特に地方ではディーゼルより先にハイオクが激減または場所によっては消滅しそうな気がします。ウチの近所のスタンドには給油機が6台もあるのにハイオクが1台しかありません。ハイオク仕様の国産車が一部高級車のみになってる今でさえこんな状態なのですから、高級車がHV等になっていけば輸入車比率の少ない地方のスタンドからハイオクが消えていくでしょうね。
    とりあえずトルネオ君が廃車になるまではハイオクに頑張ってもらいたいです(笑)。

  3. ほうき星 より:

    電動軽トラック、日常生活なら不都合ありませんが、町への買い物や通院など、長距離移動が必要になる場面もあります。
    そのためにも、現在切り捨てつつある公共交通機関を行政が支えていかないといけないのですが。

  4. 白木 晴幸 より:

    超小型車、耳障りのよい言葉で年寄りの財布から80万円引き抜いて毎月5100円ボッタくる。
    年寄りの行動範囲で一月5100円も燃料代かかるのでしょうか?ガソリンなら定かでない?
    燃料代安くするためのEVじゃないのでしょうか?
    バッテリー代を理由にするなら時期尚早と言うしかない。

  5. お祭好きの電気屋 より:

    国沢さん、、第4類第1石油類(ガソリン等)の
    指定数量は200リットルですよ・・・。
    つまり「危険物取扱所」としての厳しい審査を
    受けなくて済むのはドラム缶1本までです。
    (因みに、「第2石油類」灯油・軽油は1KLまで)
    まあ、これも防災のためには必要なことなの
    でしょうが、見方を変えるとLPGも
    ありかも知れませんよ。
    そう、あのタクシーでおなじみの奴です。
    実はこれの充填設備はその気になれば
    比較的安易に設置できるようなんです。
    実際プロパントラックの導入が多い生協配送センター
    では自前のプロパンスタンドを持つところが
    多くあります。
    今は「液噴」といって、ガソリン車における
    インジェクション(EFIの類)に相当する
    改造キットも出回っており、ガソリン車の
    燃料転換改造としてはもっとも安易と言えます。
    実際私自身LPGトラック乗っていますが、
    パワーも使い勝手も不満はなく、むしろ
    ガソリン価格の乱高下にやきもきしなくて
    良いところも気に入っています。

  6. G35X より:

    ガソリンスタンドは危険物取り扱いに要求される立地条件を満たしているので、深夜充電装置の設置に適しているのでは? 500キロワット時ほどの容量の蓄電池を深夜充電しておき昼間EVの高速充電サービスを行えばEV普及の助けになります。現在の電池の価格では経済的に合いそうもありませんが、税制等の優遇策と電池価格の低減を期待しましょう。リチュウムイオン電池の価格は1キロワット時2万円ほどにまで下がるとの予測。また、昨年火災事故を起こしたNS電池もその原因が判明しこれから本格的普及が始まるでしょうし、新技術としてナトリウムイオン電池も数年後にはリチュウムムイオン電池より安い価格で発売されるでしょう。 急速充電ということで電気代を1キロワット時あたり50円にしても燃費はガソリンとトントンか安くなるでしょう。 500キロワット時の容量があれば1日EV30台ほどの面倒を見ることができます。
    もう一つ、蓄電池の価格が下がったところで、燃料電池との組み合わせも現実味を持ちます。 都市ガス(天然ガス)を改質し水素を作り、それを燃料電池に供給し、20キロワット時ほどの蓄電池をバッファーとすれば10キロワット級の小型燃料電池(ホンダ クラリティーの燃料電池出力は最大100キロワット)でも日中10台以上のEVに電気を急速供給できます。 副産物の廃熱はスタンドにシャワー、風呂、足湯を併設し利用します。 高速道路のSAに最適。

  7. 寿命 より:

    電動にたいする否定的な意見多いですが、内燃機関にくらべてメンテナンスが楽で寿命が内燃機関の2-3倍なことを分かってないようですね。

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