ガソリン相場下落!

原油相場の低下が止まらない。指標となるNY原油先物は1バレル100ドルを挟んだ動きだったものの、ここにきて急落。70ドルを割り込んだ。日本は円安という原油値上げ要素を持ちつつ値下がり。ガソリンの先物を見たら直近で15円くらい下がっている(スタンド価格も反映済み)。

サウジアラビアがOPECの減産要請を飲まず、結果的にダブつき、原油相場の下げとなってます。どうやら今のところサウジアラビアは減産する気ないと言われている。60ドルを割るような相場展開になるかもしれません。その場合、日本ではレギュラー130円くらいになるだろう。

なんでこうなったか? 最大の要因は原油高にある。原油があまりに高いためシェールガスを採掘するようになり、太陽光発電や電気自動車に代表される代替エネルギーのサイクルも具現化し始めた。今や北米大陸はシェールガスだけでエネルギーを賄えるほど。

取られた石油のシェアを戻すには、ある程度価格を下げないとダメ。日本にもシェールガス由来のガソリン代替燃料が入ってきてます。おそらく50ドルくらいにならないとシェールガスとの競争に勝てないと思う。ということをサウジアラビアが認識したのなら、原油安は当面続くと考えていい。

レギュラー120円ということになったら大変だ。ハイブリッド車など10年前の2倍くらいの燃費になっている。20km走る時のガソリンは10年前が2リッター。今なら1リッター。こうなると「燃費の良いガソリン車でいいか」になってしまう。電気自動車にとっちゃ逆風である。

というか、それがサウジアラビアの狙いです。今や地球温暖化ビジネスは終焉し、2酸化炭素排出規制に於ける国際的な動きも無くなった。とはいえ明日は全く予想出来ない。突如原油高になることだって考えられる。日本は粛々と省燃費技術を磨くべし。そしてガソリン安を楽しむべし!

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