ガソリン連日ストップ安

新日本石油や出光興産がまたしても「8月からガソリンの卸価格を値上げする」と発表。そいつを真に受けたメディアは「8月はガソリンが190円に迫る!」などと報じている。まるでガソリン高騰を喜んでいるみたいに聞こえます。本当にガソリン高を案じているなら、「ガソリンはダブつき始めており、値上げの余地などない」といった、少し”熱”を下げるような報道でもしてみたらどうか。

ちなみに本日のガソリン先物相場はストップ安続出。ついに90円/Lを割り込み89円/Lへ突入した。7月4日のピーク(104円)から15円も下げてます。そろそろ150円台のスタンドが出てきてもおかしくないと思う。冷静になって考えて欲しい。昨今のガソリン高騰を受け、売れ行き低迷。元売り会社はガソリンの過剰在庫を解消すべく「多少安くてもいいから」と無印スタンドに売っているそうな。

考えてみれば石油元売りは相場より安く売ったって損しない。だって原油を生産しているし、現在の相場でも十分に高く売れているのだから。「値上がりする!」という報道を真に受け、慌てて高いガソリンを買ったら向こうの思うツボです。

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2 Responses to “ガソリン連日ストップ安”

  1. アマチュア部員 より:

    WTI原油先物の価格が下落しているようですね。投機マネーの影響で、今まで需給価格より、かなり高い値を付けていたのだと思います。
    ここにきてオーバーシュートした分だけが急速に巻き戻されているように見えます。
    急激なガソリン価格の高騰は経済を疲弊させる原因ですが、反面、代替エネルギーの開発の後押しにもなる訳ですよね。
    私もガソリン価格が高いのは非常に困りますが、中途半端な高値圏をうろうろされるより、少々乱暴な意見ですが、一気に1リットル300円ぐらいになれば、EV用充電ステーションなど、代替エネルギーのインフラ整備が急速に進むような気がします。
    まぁ、しかしこうなる前に産油国は代替エネルギー開発の盛り上がりを察して値下げをしてくるのでしょうね。
    もしかすると現在の価格下落もそのようなことが一因かもしれません。
    足の速い投機マネーもこういったことがトリガーになって、原油から株式などに一気に逆流しているようにも見えます。
    ファンダメンタルズ面では新興諸国の発展により原油の需給がタイトになっていることは間違いないと思いますが、それ以上に思惑絡みの価格設定に振り回されている気がします。
    そして日本は、実効レートで見た為替の過度な円安もガソリン高や食料高の一因だと思います。
    (自動車など輸出企業にとっては円安大歓迎ってことなんでしょうが・・・)

  2. ko より:

    アマチュア部員さんと同じですが、
    為替レートも影響していると思います。
    また先物ですから、実際安くなるのはタイムラグがあります。
    秋頃までは我慢でしょうか。
    ブッシュ政権も終わりますし。

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