キャデラック、日本で売れないのは「売るつもりがない」からでした~

いやいや驚きました! キャデラックの試乗会で「どういった性能の自動ブレーキがついていますか?」と聞いたら、そもそもキャデラックに自動ブレーキ付いていることすら即答できなかったのであります。安全という概念に対し「紀元前」という感じ。しばらく調べた後「キャデラック全モデルに付いているようです」になるも「車種別のシステムは?」と聞いたら「???」。

どうやら「一度も聞かれたことが無いので調べたことがない」ということらしい。キャデラックを買っている人達って自動ブレーキについて考えないということ。私ですら性能についちゃ不明ながら(笑)BMWに自動ブレーキが付いていることを知ってるのに! まぁキャデラックに限らずベンツやBMW、VWすら自社で扱っている自動ブレーキの性能について解らないのだから仕方ない。

ただドイツ勢はある程度キチンとした技術が使われているような気がするため、ユーザーも何となく安心してるんだと思う。もはやブランドイーメージが薄くなったキャデラックは、スペックをキッチリと出すべきでしょうね。また「もしトランプさんの要請により日本でアメリカ車を2倍売って欲しいとなった時に必要なことは?」と聞いたら「ありません。今より売る方法は無いと思います」。

以前からGMジャパンは販売台数を増やそうという気持ちを全く持っていないと書いてきたけれど、やはりその通りだった。少ない台数で良いから地道に売っていくという。確かに日本に於けるキャデラックのポジションは、トヨタであれば離島の専業店のようなもの。継続させていくことが大切であり、最初から台数など考えないということ。アメリカ車じゃなければ何の問題もないです。

「日本はアメリカ車に対し非関税障壁を作っている!」というアメリカの声に対し「アメリカのメーカーが日本で売る気無いからですよ」と誰かトランプさんにキッチリ言って欲しいです。とにかく「今の台数より売る気が無いから売れないのに日本が閉め出している」と思われたら納得いかん。肝心のキャデラックだけれど、私は昔から大好き。いつか乗ってみたいクルマだったりします。

試乗レポートは近々Webカートップで。

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