クルマの楽しさ
多くの自動車メーカーは「走る楽しさ」と言う。原点に戻ってみたい。私の場合、クルマを所有することが嬉しかった。自分で「自由」に「いつでも」「どこにでも」雨に濡れること無く移動できる手段を得たことに喜びを感じたのである。決してアクセル開けてコーナー曲がってブレーキ踏むコトじゃありません。
最近再び若い人がクルマに感心を持ち始めている。ハッキリと手応えを感じます。そういった人達にとってのクルマの魅力って、きっと「走る楽しさ」ではない。持つ喜びに近いんじゃなかろか。もっと言えば「手の届くクルマ」や「維持していくことが可能なクルマ」の方が走る楽しさよりプライオリティは高い。
ということを考えるTOP率いる企業も出来てきた。上層部は「走る楽しさ」をうわごとのように繰り返す一方、次世代を担う人達がキチンと「持つ喜び」を考えている企業もある。そもそも今の日本で気持ちよくクルマを走らせる環境など無い。というか許されない。「移動」の楽しさを訴求していくべきだ。
世の中、環境は変わっていく。「富士山にバイクで登る」でも書いた通り価値観やルールやマナーも変わっていく。未だに今までの価値観での「走る楽しさ」を訴えるメーカーは、古いと考える。新しい価値観の「走る楽しさ」をキチンと打ち出せば若い世代の理解を得られることだろう。速さ競争は競技でやったらいい。
逆に「走る楽しさ」を訴えているのにモータースポーツに出てこない企業は、どこで楽しく走ろうとしているのだろう? 富士山を知っていれば入山料を取る意義が解るけれど、そういった認識を持っていなければムカシと同じく無料で山を楽しめると考えてしまう。時代は明らかに変わった。
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「持つ喜び」への価値観の転換、まったくその通りだと思います。
自分がずっと言ってきた、デザインの価値、それこそが「所有する喜び」そのものです。
VWのUP!のインパネの、外装同色塗装しかり。
高級感とはまた違うやり方が、いくらでもあると思うのです。
そしてもうひとつが、CMのクオリティー。
それによって、その車のイメージは大きく変わります。
最近のアウディR8のCM。あれがどれだけアウディ車全体のイメージを高めた事でしょうか。
片や日本はといえば、史上最低のCM、「乗ってミラージュ」です…
日本車はもっとデザイン&イメージにこそ意識をシフトしなければなりません
これ、大事だと思っていました。走る喜び、は車の楽しさのほんの一部なのです。
自分で「自由」に「いつでも」「どこにでも」雨に濡れること無く移動できる手段を得た喜び、まさにその通りです。ところが専門誌はまったく分かって無くて旧態依然。売れなくなっても仕方無いですね。車を使った楽しい生活を提案しなくては。
車も船も同じように、機能そのものを楽しむ人もいますが、機械を使った遊びや生活を楽しむ方が大部分では無いでしょうか。
昔話で恐縮ですが、かつては、先輩のボロ車(窓が開かないとか、シートがタバコの穴だらけとか、ホイールデザインが違うとか、床が錆びて地面が見えるとか)を安く譲り受けて、楽しんで乗っていたものです。(当然、オウンリスクでしたけど)
当時は新車なんて夢のまた夢。でもそうやって貧乏カーライフを満喫した連中は、後年誰もが新車を買いました。
若者にはじめから新車を買って貰うというのではなく、格安中古車をスタートとする段階的な市場の育成が、必要ではないでしょうか?
メーカーのお偉いさんだって、若い頃はみなさん貧乏カーライフだったと思うし、当時の大人はやんちゃを大目に見てくれましたでしょ。
(・o・)ゞ若者に優しい段階的な仕組み、できるといいなぁ
とても共感しつつ読みました。私は37歳ですが、まさにこういった価値観です。トップの老人が語る「走る楽しさ」って、相変わらず世の中の変化がわかってないのか、そんなに大切なことなの?と疑問でした。やたら聞くけどピンと来ない。大昔と違って心地よく走れない車なんてなくて、価値は無駄のない合理性にむしろシフトしている。だいたい日本の公道でパワフルに走る性能自体が無駄ですから真逆なことをアピールするようなもので、車好きは車好きの価値観で物を売ろうと頑張るんだけど、そうではない人たちが増えている今、その価値観をもっと学ぶべきなんですよね。
わかります!
やはり、クルマは所有する喜び、頑張ってオカネを貯めて買った宝物だと思うのです。
走る楽しさって行っても、昨日の休みだって、クルマが無い直線道路を気持ち良く走りたいけど、警察が見えないところに隠れている。地元人以外は捕まっている。(公安委員長の影響力は未だに無し)
今の道路はストレスばかりなので、ほとんど運転する喜びって味わえないと思うのです。
富士山の頂上をバイクで目指す!これこそ運転する楽しみですけど、今は悪ですからね。(笑)
トヨタが発表した着せ替えのマイクロカーとは発売して欲しいです。
昨今は車の性能が良くなりすぎて誰でもお金さえ出せば高性能車が買えるわけであまり走る喜びなんてものは無くなってきました、知人の歯科医がGT-R乗ってますが街中走っても面白くないっていつも言ってます。そりゃサーキットでも行かない限りあんな性能使いきれる場所は無いでしょうに。
身近で車好きは最近はロードバイクに移行している人が増えています。「車や二輪車は結局アクセル開くだけ、最近はATばかりでつまらない、自転車は自分の力で走るからこそ面白い」まあ、言い分はよく判りますけど。
私もこういうのを所有しています。
http://www.giant.co.jp/revive/pop_pics_spec/pop_revive_sl.html
今じゃ手に入らない貴重品、めったに乗らないけどたまに倉庫から出していじって遊んでいます、まさに所有する喜び。
車も若い自分に一生懸命に仕事して安物の中古しか買えなかったけどアルミ付けたり、カーオーディオ付けたりでそれは楽しかったです、性能なんかは今から比べるとおもちゃみたいなものですが。休日になれば洗車してワックスかけていました。今思えばこれこそが所有する喜びだったのでしょうか。