コムスに失望す
何度か紹介してきたトヨタ車体の『コムス』が発表された。価格とスペックを見てあらま! 乗用車仕様は60万円くらいになるといわれていた価格より圧倒的に高い79万8千円で(補助金7万円なので実質72万8千円)、バッテリーは鉛とショッパかった。これが国交省自慢の超小型車なのか? 以下、紹介してみよう。
まず電気自動車で最も重要な電池だけれど、前述通り鉛。いわゆる普通のバッテリーだ。驚いたことに
スペック表に容量の記載なし。ユーザーが知る必要なし、と思っているのだろうか。ちなみに容量3,7kWhとのこと。プリウスPHVの電池は4,4kWh。性能が低い鉛電池なので、使える容量は少ないと思う。
航続距離は「市街地走行で50km程度」と説明されているのみ。日産
リーフみたいなカタログデータなのか、それとも実走行距離なのかも不明。調べてみたら、最高速度を60km/hとしたJC08モードらしい。7掛けの
35kmくらい走れればオンの字だろう(発表会で現実的な航続距離を聞いた人はいなかった?)。
その他、主要諸元には車重(410kg)の記載もなし! さして重要度のない「1モーターデフ付き後輪駆動」(ホイールインモーターは止めた)とか「マクファーソンストラット式コイルスプリング」という表記はありますけど。いずれにしろ公表されたスペックを見たら「ユーザーをナメてるのか?」と思う。この時点でイケてない。
トドメが価格。
エアコンもエアバッグも安全ボディもなく、ローテクな鉛電池なのに79万8千円! ドアもオプションで、装着したら5万円! ドアは幌です。もちろん「面白い」と購入されるお金持ちも居るだろうけれど、常識的に考えたら60万円の軽トラックの方がずっと実用的だ。正直、大いに失望しました。
これが国交省キモ入りの新世代超小型車のカタチだと思うと失望を隠せず。鉛電池だと寿命だって短い。必ず交換が必要だ。やっぱりルノー・トゥイージーくらい
のスペックは欲しいところ。とはいえ実車も見ておらず。試乗したら評価が少し変わるかもしれませんけど。取り急ぎ第一報を。
・ECOカーアジアは「次期型ノート成功確実か?」
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役人屋の手口ミエミエって感じですね。価格と鉛電池もBMWとの提携の理由納得です。
大体この程度の事しか出来ないのだから〝最初から大見得切るな〟と言いたい。完全にユーザーをナメ切っている。
法整備も環境の整備もないままにこんなモノを導入したら混乱は避けられない。
「顔を洗って出直してこい、このボンクラ役人」と言いたい。
あんまり本気で造る気が無いのかな?あくまでも国交省の顔を立てる程度で。
これってホンダが出している3輪スクーターのジャイロキャノピーの4輪電気自動車版そのものですね。
ホンダだって出すならジャイロキャノピーの4輪版で来ると思ってるのでしょうね。まあ現実的に考えればそうなりますが。
これでも50万円とかなら安全性は2輪車と同等と開き直れば雨風しのげるので十分需要は有るのでしょうけど75万円はちょっとですね。
50万円も出すなら軽自動車買ったほうが現実的ですね。
これで軽の税金上げられた日には〜!
最高速60㎞、30㎞まで衝突なら安全?だそうです。
ウ〜ン、道のりは遠そうですね。
ダイハツが二人乗りの超小型車を開発しているみたいですが…。
うーんなんかしょーもないですね。スペックはまあ置いといて、値段ですでに終わってるなあ…。 これ買う金持ちの物好きいるでしょうけど、庶民の足にはならないでしょう。こんなの本気で普及させるつもりで、ゆくゆくは電気自転車時代の到来が未来絵図? まあ作って売ってみたらいいんじゃないでしょうか。なにごとも物は試しだし…。だけど物好き意外かわないよなぁ。このヘボい乗り物の出現で軽自動車の税金上がるんですか? だとしたらますます国内産業をダメにしていくだけだな国交省に経産省。 選挙権もつ国民の一人として反省します本当に。頭いいのかバカかわかりませんが官僚の方も、もう少し国民の血税で食ってんだから真面目に国民に奉仕してください。難しい難関を突破してエリート意識があるのは分かります。偉いから官僚になるまでの苦労だけは、あなた方官僚は多分…ね。だから国益に貢献できるよう、なにも分かってない無能な政治家を助けてあげるべきでしょう。ある意味わかってて国に尽くさないって、地方公務員から霞ヶ関官僚さん達、ある意味人間失格ですよ真面目に。国に寄生する害虫と同じじゃん。本当にダメだな今この国の国民も含め、官僚も政治家もマスコミも…。反省しよ
新聞によると車検の要らない普通免許で乗れるミニカーとのこと。とりあえず現行の基準で作ってみたということなのでは?
この件、「よくやった」とトヨタを誉めてあげてもいいんじゃないでしょうか?
このハードにしてこの価格、役人に対してのプチテロリズムとして受け止めればなかなかのモンですよ。
国交省の官僚に公用車を禁止して御自身で運転してもらえばいいのではないでしょうか?
そうすれば、今の交通状況の問題点を実感してより現状に沿った政策を考えるはずです。
下積みをしてない頭の良い人間は一般人の考えとかけ離れています。
公文書の作文だけ上手でも世の中知らないですかね。
この超小型車って、電気自動車オンリーなんですかね?
航続距離が公称50kmじゃ、街乗りにも役立たないし。
エコエンジン搭載じゃダメなんでしょうか?
軽(660cc)で作れるんだから、125ccクラスにダウンスケールするのはそれほど難しくはなさそうですが。
セブンイレブンが宅配用途で導入するそうですが、あとはピザ屋とかに使うのが関の山でしょうね。
郵便や宅急便用途ではせめて倍の航続距離はないと一日走れない。
ああ、こうすれば良い。
霞ヶ関の官僚や先生方全員にこれを配布して、出勤時には必ず乗ってくるようにするよう時限立法を組む。
免許を持ってない官僚は出世コースから脱落・左遷で、先生方は秘書に運転させてでも使わせる。できない先生はバッジを外してもらいましょう。
中途半端なものがどれほどモノの役に立たないか肌で感じてもらわないと。
人間痛い目を見ないと理解できないことって多いですから。
ああ四輪自転車はもうたくさん!
こんなトロい、遅れた乗り物が路上に溢れようものならたちまち本来の交通は麻痺してしまい、消化不良を起こすのは目に見えている。
結局トヨタ/トヨタ車体も「お役人へのポーズ」ということでコムスを出したのだろう―まさかあれが21世紀の「国民の足」などとは本気で思ってはいまい。
逆に言えばお上はお上で問題がある、そんな「超小型車」などという付け焼刃を考えるぐらいなら、目下の普通車の税金を現状の2/3まで下げる、正確に言うなら排気量別ではなく燃費別の税制にする、あるいは路上占有面積別でも良かろう―などの税制の本格的再構築を図るぐらいの英断が必要だと思う。