ゴルフ、COTY受賞!
2013-2014のCOTYはVWゴルフでございました。得票数504点! 2位のフィットが373点なので、11月12日の日記に書いた通り地滑り的圧勝と言っていいだろう。クルマの内容にそこまで大きな差があるかと聞かれれば「いいえ」でございます。フィットもゴル
フも実力伯仲している。
いや、今年は3位になったやボルボV40や4位のベンツSクラスも実力という点で拮抗してました。一方、COTYのレギュレーションだと持ち点25点のウチ、10点を必ず入れ、残る15点を4車種に入れなければならない。同じような実力のクルマも、2位だと5点前後になっちゃうワケです。
そんなこんなで群雄割拠の年は1位と2位の差が付く傾向。今年の場合、ベンツSクラスは価格的に厳しいかな、という雰囲気。V40も良いクルマだと思うけれ
ど、COTY以外の賞も狙った時点で(二兎を追う者、というヤツです)選考委員の皆さんの心理的なプライオリティが下がったのかもしれません。
VWはゴルフ7の良さを理解してもらうべく大いに頑張った。ホンダを見ると熱意無し。私は仕事の都合でVWのイベントもホンダのイベントにも出席出来ず。後日、VWから連絡があり「じっくり試乗してください」とお誘いあったが、ホンダについちゃ連絡すら無し。COTYを取りたいという気持ちを感じなかった。
やはりCOTYはクルマに乗ってキッチリ評価して欲しい、ということなんだろう。ベンツだってSクラスに試乗する機会を様々なカタチで用意している。私の場合、V40はオーナーなので乗る必要なしながら、乗ってくださいという連絡が。広報に頼まれなくてもフィットは取材でたくさん試乗しましたが‥‥。
多くの選考委員が同じ印象を受けたのだろう。クルマの完成度や魅力からすればイーブンなのだけれど、大いに迷った末「だったら一生懸命な方に取って貰いたいね」となったに違いない。実際、得点を見ると、ゴルフに10点が37人! フィットに10点を入れた13人のウチ、5人がゴルフに高い点数を入れている。
ただ、ここまで点差が付くと、フィットの開発を担当した研究所の人達に申し訳ない気持ちになります。「社長に訊く」で伊東さんのインタビューをした時、
フィットの開発チームの苦労談をタップリ聞きました。青山本社が開発陣の苦労を汲んであげたら、僅差の素晴らしい戦いになったのに、と残念に思う。
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