シャープの悩み
シャープの状況を見ていると「クルマ業界も他山の石じゃないかもしれません」。シャープは台湾の企業に一株550円で
10%分の株(670億円)を買ってもらう約束を3月にした。しかし台湾の企業が「国の審査待ち」という理由ですぐお金を払わず。そんな状況の中、シャープの株価だけ急落してしまったからヤヤこしい。
何と550円相当だった株価が180円(本日朝の相場)まで落ちてしまったのである。台湾
の企業からすれば今払えば3分の1の180円。総額220億円くらいで済んでしまう。そんなことから突如「220億円払えばいいでしょ」と言ってきたワケ。シャープとしちゃ670億円が220億円になり、再建策の見直しが必要。
こうなると「220億円でシャープの10%の株主になれるな
ら台湾の企業に売らず国内企業のどこかが買えばいいのに」と思うことだろう。されど誰も手を挙げない。つまりシャープに魅力を感じる人や企業がいない、ということでございます。1ユーロで手放した三菱自動車のオランダ工場と同じく、シャープも価値無し?
御存知の通り三菱自動車の株価は74
円。マツダ93円。株価は100円を切ったら危険水域と言われる。シャープだって180円もあります。なぜ三菱自動車やマツダが海外の企業から買収されな
いのか? こらもう簡単。買ってもメリットを見出せないからだ。むしろ背負う負債で激しく苦労することになるだろう。
矮小な話で申し訳ないけれど、借金を抱えたうなぎ屋を背負って「普通なら絶対にこんなことしないな」と痛感している。諸契約でうなぎ屋しか出来ない上、うなぎ高騰のため収益
が激しく落ち込んでます。三菱自動車やマツダも同じ。クルマしか作れない上、超円高のため収益は激しく落ち込んでいるのだった。
だからこ
そ提携の対象にならず、株価も低迷したまんま。ただ三菱自動車やマツダは超零細なうなぎ屋と全く違う。優れたスタッフも揃っている。1日でも1秒でも早く
良い方向を向けば、必ず元気になると思います。両社共に「夢を感じない」のが課題です。明るい明日が見えた途端、買収されちゃう?
・ECOカーアジアは「BMWがトヨタから欲しい技術」
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液晶で覇権を取ったシャープは、投資をそちらに行いすぎて他の部門の技術開発がおろそかになった、それでなくともシャープ製品はパソコンから家電まで品質管理に問題があり、のべつ幕なしに壊れまくったケースも珍しくない―しまいにはパソコンの生産も中止して縮小路線一辺倒…..このストーリーを見るに、「古くはロータリー/今ではスカイアクティブに経営資源を集中」させているマツダの顛末がどうにも被って見えてしまうのだ。
マツダ車もシャープの電気製品同様、意欲的な設計・技術はある反面品質管理が行き届かず、常に経営的に不安定だったのは否めない事実だろう。
スカイアクティブに興味を示す内外のメーカーがどれだけいるかだが、かくも経営資源に乏しいメーカーの常でせっかくの技術開発も「一方が立てば他方が立たぬ」となれば過去の繰り返しであり、台湾メーカーと資本提携の交渉が進みつつも、ここへ来て暗雲が立ち込めているシャープの二の舞にならぬとも限らない。
ともかく「鉄は熱いうちに打て」の諺どおりタイミングとニーズを外さぬ技術の展開を望みたい。
目の付け所がシャープでしょ、とは過去のことか、最近は今一ぱっとしない企業イメージがありますね。
昔にDTPの仕事していたので色関係だけは絶対に譲れないものが有るのでテレビはシャープしか買っていません。
今までに見た限り、プラズマは今は無きパイオニアのプラズマが文句無しに一番、でも高いというイメージが定着してよほどの好き物しか買わない、現在はKUROの技術を引き継いだパナソニックか?
液晶は文句無しにシャープ、液晶パネルの性能云々より発色の自然さはシャープに勝るところは無いです。ハイライトの自然さ、中間色の色合い、シャドウのちゃんと調子が有るところ。SONYなんて輝度が高いだけでやたらと色が濃いだけ、相撲とかの中継みてれば嫌でも解りますが力士がピンク色、どう見たって人間の肌の色じゃないでしょうが。
結局トリニトロン管にこだわりすぎて液晶の自社開発が遅れてサムスンのパネルをSONYパネルなんて言ってる時点ですでに終了しています。東芝REGZAは発色が派手すぎ、液晶はシャープ製(違うのもある)描画エンジンは東芝製でシャープと東芝でお互いに協力してるけど発色の方向性はまるで違います。
PCのディスプレィも10年選手のシャープ製、16インチで当時¥85000で高かった、文字のニズミの少なさ、シャープさ、きちんと色管理が出来る仕様、サムスンやLGなど足元にも及ばなかった(当時はですが)
でも、技術流出がどんどん起きてシャープの技術的優位はすでに過去のもの、現在では低価格戦略でサムスン、LGなどに返り討ちに合ってる状態。
知人がシャープに居ますが「うちは他所がやらないことをやるのが社の方針」とか言ってましたがどうなってるんだ?
いまさら価格競争でグローバルに戦えるわけじゃなく、かといってオンリーワンの技術もあんまり無い。
FOXCONNに株式を売却するようですが、FOXCONNって自作PCしてる人にはおなじみの他社の製造委託、マザーボードメーカーとして非常に優れたメーカーでシャープなどが太刀打ちできる相手ではありません。冗談抜きにそのうち日産みたいに買収されるんじゃないかと思います。FOXCONNが欲しいのはメイドインジャパンのブランドでしょうから(シャープは技術的にはFOXCONNの欲しいものは無い)どうなることやら。経営的にはこのままジリ貧でダメになるよりはFOXCONNの傘下に入ったほうが良いのかも知れません。
株を買ってもらう約束をしてそれから下がったから値切られたということですが、その時の契約に契約時点の株価で変動しても買収金額は固定って事はしなかったんですかね?ネットニュースなどを見ているとうだうだ言ってたら買収するぞと脅しまがいのことをされたという話も有りましたが。
国内メーカーがシャープの株を購入しないのは価値が無いからとは私も思います。液晶の技術は文句無しに世界一なんですが、サムスンやLGなどは二世代くらい前のシャープのレベルにはなってきています。で、テレビの性能は液晶のみでは無くて描画エンジンや画像表示回路の性能のほうが重要です。だから仕入れが安いほうが良いのでサムスンやLGのパネルを買っている。
高級モニターメーカーのナナオの高級機をみれば解りますが、液晶は自社製で製造はせずソニーやシャープから買っている、でも性能は桁違い、描画エンジンや画像表示回路が全然違う。高級ブランドをうまく確立している好例です。
シャープも車に使えるバッテリーとかで凄いものがあればまだ自動車メーカーとかからの需要も有るでしょうに。
シャープに限ったことではなく日本のメーカーは技術的には他国に追いつかれてきてるのだからそれを自覚して別の価値を創造するかあるいはなりふりかまわずに正面切って勝負できるためのコストダウンを行わないと将来は有りません。
シャープもリストラとか言ってますがこうやって技術者の首切りばかりやってることが自分の首を絞めていることにまだ気が付かないのでしょうか?ますます技術流出が加速していきますね。
三菱は新型ミラージュが出ましたけどそんなに激安って訳じゃないし、グローバルで戦える車種とはとても思えない。やっぱり三菱関係者にある程度売れるからこれで良いやと思ってるのかな?
マツダは前も書いたけど本当に自信が有るなら安売りは止めるべき。本当にマツダが好きで評価してくれるお客さんならCX-5が¥400万でも買ってくれるでしょう、もちろん定価で。一台売ったらきちんと利益の出る価格で売れるならまだ業績は好転する可能性はあります。もちろん今のマツダの現状でそんなことすれば厳しいだろうから商用車ベースの格安車も造る、旧86レベルの車なら簡単に造れるから¥120万くらいでマニュアルエアコンのみでミッションのみで良い。好きな人は買ってくるでしょう。AZ-1みたいな車種も復活できるとなお良い。そうやって体力つけて新型ロータリーは¥500万〜¥1000でフェラーリやポルシェなどと正面勝負するべき、技術的には十分可能でしょう。
そういえば台湾・フォックスコン(鴻海精密工業)の会長が「裏切る韓国人と違って日本人は信用できる」と言ってくれてシャープに出資してくれましたが大損になりましたね。この件で韓国人は大喜び。
シャープや他の日本企業はリストラという名の人切りの上に肝心の技術も疎かになり、品質も維持できず、何より勝つための戦略がない。
人切りは、余計な労働者減らしてラッキー[E:scissors]な代物ではなく貴重な技術や働き手を失うばかりかみすみす敵に渡すだけです。サムスン電子に日本人技師が沢山採用されてるの知ってます?…そして人切りの嵐が吹き荒れる職場では社員が疑心暗鬼で業績も人間関係も不安定に。まさにジリ貧です。
イザナミ景気でシコタマ溜め込んだ内部留保には手を付けずに人切りこそ最善などといっているから本当の構造的な問題を放置したまま体力が衰弱していく。
ダメだと思ったから赤字事業を止めた〜だけでは何の解決にもならないワケですよ。売りになる事業があれば育てるし、基幹の事業が赤字なら根本的に改善して復活の道筋を付けることです。
マツダは品質管理が疎かな上に基礎技術ではVWに限らず国内他社や欧州に劣る所多し。三菱に至ってはもはや単独でやって行くのは手遅れ?どちらにしろ株価という価値が低くなるのもわかりますよ。
買収して利用する価値も見出だせないような日本の大企業は多そうですね。競争に負けたばかりか、不適切な「リストラ」で益々「売り」がなくなった。
松下(パナソニック)がわざわざ買収した三洋電機を中国に売り渡した時はホント愕然としましたよ。松下は奴隷商人かって。三洋のデジカメXactiは使いやすくてデザインも良かったのに。
こんな暴挙をやらかした松下に限らず今の日本の電機メーカーって何が「売り」なんだ?台湾や韓国などの新興国に勝てるメーカーはどこにいる?…もうこのまま競争に敗れて滅びるか、この激戦の中でも得意分野をしぶとく活かすとか、ベンチャー精神でアップルの様に新しい商品を提案し育てていくとかしないとダメでしょう。
経営判断が余りにも遅い上に時代を理解しない社員上がりの役員や経営陣は辞めてもらって、世界で学んだ有望な人材をスカウトするとかすべき。そこまではなくても、マッキンゼーの顧客になって経営陣の人選から経営戦略までコンサルタントしてもらうべきですよ、日本メーカーの経営陣の方々!!
長文失礼しましたm(__)m
我が家はシャープ製TV、アクオスの勢いはどこへやら・・・。
誰もが知ってる、または使っているシャープペンシル。
社名のとおり、元はシャープの開発品。今では他のメーカー製が圧倒。電気製品も同じ道をたどらないようがんばってほしいです。
過去、赤いファミリアで復活をとげたマツダ。
次は何でしょうか・・・。
三菱はミラージューに期待ですかね。
1台の人気車でガラリと変わる可能性があるような気がします。