シーライオン7を品質評価の達人と車体評価の達人に評価してもらったら驚きの結果に! 欧州車ヤバい

BYDシーライオン7が納車されて1ヶ月になった。この間、台風被害に遭った八丈島へ行ったり全日本ラリーで高山に行ったり中国取材に行ったりJMSだったりするなど19日間くらい東京にいなかったため1500kmくらいしか走っていないが、いろんな”診断”を受けました。シーライオン7、ベストカーの動画でも話に出た通り、圧倒的にレベルの高い仕上がりだったりする。

私は1981年からこのギョウカイでクルマに接してきたこともあり、まぁまぁ評価出来るつもり。ただ専門分野のノウハウは十分と言えない。ということで、まずはクルマの質感や素材などのチェックをポリッシュファクトリーの及川さんにしてもらった。及川さん、超高額車を普通に手がけている。Webを見ても解る通り、塗装や品質の評価は超辛口です。

続いて車体周りと走りのレベルを、私が知る限り一番評価能力の高いサンコーワークスの喜多見さんにチェックしてもらった。一回り走ってきて「ジャッキアップしていいですか?」。もちろん、と言うと「ダンパー外していいですか?」。もちろん、というとあっという間にリアのダンパー外して「驚いたことにBYD内製です」。見たらアームは全てアルミ!

フロントサスペンションの取り付け部の鉄板は騒音&振動対策のため2重になっており、しかもダンパーを受ける奥側の鉄板ときたら、驚くほど厚い! どちらも近々じっくりレポートしようと思うけれど、及川さんも喜多見さんも最初は「日本車に届いてるかな?」くらいの雰囲気だったが、やがて「うん?」になり「おおっ!」になる「凄いかも」で「凄いですね」。

BYDというと「作りが安っぽい!」みたいな動画など出ている。確かにATTO3やドルフィンなどは”価格相応”だったと思う。けれどシーライオン7の世代になると、もはや欧州プレミアムブランドにすら追いついている。コスト重視の日本車は厳しい。さらに詳しい紹介をしておくと、皆さん本当に驚くことだろう。何より私が驚いてます(笑)。

唯一の難点がADASの制御。レーンキープサポートなど粗っぽいです。この点のみ2世代前の日本車レベルである。中国はすでにAIの時代。日本はプログラム。TVでいえばアナログとデジタルの差、中国からすれば古い技術なのでノウハウ無し。だから日本側でやってるのだけれど、煮詰めが必要だと思う。OTAアップロードで対応可能だと思うので調べてみます。

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1 Responses to “シーライオン7を品質評価の達人と車体評価の達人に評価してもらったら驚きの結果に! 欧州車ヤバい”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    超絶辛口のプロ中のプロの皆さんが、揃って「凄いですね」ときましたですか。

    日本贔屓の引き倒し党としては、かなりビビっております。

    ちなみにJMSのBYDブースでは
    ①ドルフィンのボディパネルのチリが、シャキッと改善していた(ような気がする)
    ②シーライオン7といいスーパーEVといい、デカ過ぎやないかい!
    ③軽規格のラッコが、どこまで作り込まれるかお手並み拝見
    と思いました。

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