ジャパンモビリティショー、自動車のお祭りというよりエンタメフェスになる?

10月28日から11月5日まで開催される東京モーターショー改め『ジャパンモビリティショー』だけれど、開催が近づいて情報出てくる度に「う~ん!」とウナる。「30組を超える人気アーティストやお笑いライブなどエンタメの楽しさが詰まったイベントを連日行う」だって。クルマとの関連性はあるのかと思ったら、水素エネルギー使うことらしい。なんだかね~。

ジャパンモビリティショーは自工会主催なのだけれど電通仕切り。そして自工会会長から「100万人以上の入場者数を期待している」と言われているらしい。クルマの楽しさや魅力で勝負してくるのかと思いきや、ドタンバになってエンタメで足りない分をカバーする流れになってきたようだ--ということが見え見えになっちゃってるあたり、残念です。

オートサロンを見て頂きたい。もちろんエンタメもやっているけれど本流はクルマ文化のど真ん中! 会場に行けばクルマクルマクルマです。されどジャパンモビリティショーって出展内容を見ると小難しいギョウカイの勉強会の如し。明るさや楽しさというファクターが少ない。もちろんクルマの展示もあるけれど、扱いとしちゃごく一部といったイメージ。

こう書いたものの、もしかしたら素晴らしい展示内容になるかもしれない。新しいカタチのモーターショーになる可能性もある。開催まで1ヶ月を切った。楽しい内容なら事前のアピールがもっとあっても良さそうな気がします。個人的には今年ミュンヘンで行われたモーターショーのように、気軽にクルマ文化を楽しめる方向が正解なんじゃないかと思っている。

興味深いことに自動車メーカーは全く無関心を決め込んでいる。ギョウカイの人と話をしていてもジャパンモビリティショーの話なんか全く出てこない。40年以上今の仕事をしていて、ギョウカイがこれだけ盛り上がっていないショーって初めて。見事100万人を達成し「新しい時代のモーターショーだね!」と評価されたら拍手を惜しまない。失敗であれば理由は今から100%解ります。

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2 Responses to “ジャパンモビリティショー、自動車のお祭りというよりエンタメフェスになる?”

  1. ナンケイ より:

    東京モーターショーで正式販売前だけどほぼこのままもう市販します。みたいなコンセプトを間近で見られるのが一番わくわくした気がします。

    でもそういうのは大抵さわれないし、一般デーは混んでて人混みだらけだし、それなら今はわざわざ行かなくてもメディアのネットで見ればいいか、です。
    そういうのが触れられると座れると、面白いと思うのですが、それだけでは足りないんですかね。

  2. goemon より:

    小学生の頃から(今55歳ですが)一度も行かなった事の無い東京モーターショーですが、こんなショー(モビリティ)は、もう行かないと思います。
    前回のトヨタの車無し展示に裏切られた気持ちで残念でした。

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