謹賀新年でございます

私にとって「理想のクルマ」は、1)事故を起こさないことと、2)環境に負荷を与えないパワーユニットを持つことである。この2つが実現したら、多少大げさに表現すれば人類にとって最高の相棒になってくれるだろう。5年前ならほとんど考えられなかった2つながら、今や後ろ姿が見えてきたように思う。

電気や水素をパワーユニットとして使うと、太陽光や地熱などクリーンなエネルギーを使えるようになる。何より自給自足出来るようになります。事故を起こさない技術も、自動ブレーキ以後、数年で急激に進んだ。2020年に重大事故を起こさないようにする、と公言するメーカーまで出てきたほど。

2~3年前から私の役割は、そういった方向を目指すメーカーや技術をバックアップしていくことだと考えるようになった。だから新しいパワーユニットや自動ブレーキについて細かい評価をしてきている。素晴らしいことに日本のユーザーって夢を追う技術者やメーカーに暖かい。皆さん買って応援します。

安全や環境と同じくらい大切なのが「楽しさ」とか「カッコ良さ」だと思う。この2つを持ってないと、文化としてのクルマの魅力を引き出せない。残念ながら私は自動車メーカーじゃないのでクルマを作れないため、コチラの面で話題作りをしていきたいと考えている。リーフで全日本にラリーに出たのもその1つ。

その際「これなら!」と感じたのがAT車での競技。リーフなら足の不自由な方でも競技に出場出来る。ハンドルにアシストボールを付ければ、手の不自由な方でも競技に出られます。少なくともダートラやジムカーナなら、クラス優勝を狙うことだって出来ると言うこと(ラリーは充電にハードルある)。

今年はもう少し踏み込み、WRXのS4で競技に出てみたいと思っている。過去のAT車で最も高いポテンシャルを持っていると判断したからだ。もちろん競技なので出てみなければ解らない。もしかして厳しいかもしれません。電気自動車の時は「イケそうですね!」という私のカンが当たりました。

夢が見られて、そいつを追いかける元気が続くウチは修行してみたい。最高の幸せは、そんな私をバックアップして頂ける読者の方がたくさんいるということです。今年もよろしくお願いします。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ