スズキ、インドで『eXV』なる電気自動車を発表! 搭載する電池はリン酸鉄リチウムらしい
スズキがインドのモーターショーで『eVX』という電気自動車のコンセプトカーを発表した。全長4300mm×全幅1800mm×全高1600mmというから、ヤリスクロスと同じくらいのボディサイズである。いわゆるBセグですね。その割に電池を60kWhも搭載しており、航続距離550kmというスペック。35kWhしか搭載していないMX-30やホンダeより圧倒的に実用性高い。
それ以外の情報は、2025年の発売であることと4WDという点のみ。3年も先の話なので、今回はドンガラだけだと思っていいだろう。スズキはインドに1500億円投資し、電池工場を立ち上げる。興味深いのがリン酸鉄リチウム電池を採用するらしいこと。本当ならスズキのストロングポイントになります。同時に1900億円投資して2025年から年産25万台規模の大きい生産工場も建設中。
インドはリン酸鉄リチウム電池を作るための資源もあるし、何よりスズキはインド政府からすればファーストシード。中国や韓国と比べてもコスト的に有利な電池を作れると思う。リン酸鉄リチウム電池の弱点である寒冷地での性能についても問題無し。何よりインドのような暑い地域だと3元系リチウム電池じゃ耐久性を確保出来ない。直感的ながら成功する匂いがします。
スズキにはホンダeのプロジェクトリーダーである人見さんが移籍している。ホンダ、やっぱり技術力もノウハウもあります。ホンダeって電池性能がダメなだけで、クルマはよ~く出来てます。そいつをキッチリとeVXの開発に落とし込めば素晴らしい電気自動車になると思う。ホンダeの完成度+α(当然ながら進化する)を実現出来たら、インド人を驚かすことなど簡単か?
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先日、HONDA eの嫌味を書きましたが、思い切り期待の裏返しのつもりでした。
すっかすですね、
HONDA eの開発責任者の方は、スズキに転職されたのですね。確か初代と2代目フィットを開発した凄腕技術者だと記憶しております。
HONDA eの開発では、ホンダ社内のEVの理解が足らず、苦渋の決断まみれだったと聞き及んでおりました。
是非ともスズキで、辣腕を振るって頂きたいと思います。
追記です。ごめんなさい。
開発は、2代目フィットとフィットシャトルの間違いでした。訂正させて頂きます。
インドだと排気量というより全長4mで税金が変わると聞いたことがあります。
なのでこちらのeXVは日本の感覚だと3000㏄クラスの「大型車」、シエラ4ドアやフロンクスは2000㏄の「小型車」感覚かと。
リン酸鉄リチウム電池、24年で特許も切れるので、その後ならジェネリック電池で材料さえ手に入れば…なのかなと思いました。
スズキにしたって日本で自動車製造の各種申請出すよりインドで同じことやった方が何倍も簡単なのかも。
(各種ビザの申請とか話に聞くと簡単とは思えない部分もありますが)
ハリボテかもしれませんが、デザインに「ハリ」があって塊感もあり、ちゃんとカッコイイしていると思います。
ハリボテと発言してとある競馬シミュレーションを思い出してしまいましたが。
https://youtu.be/Hez3CwE3LIQ