新型プリウス、なぜ欧州市場ではPHVしか販売しないのか?

新型プリウスを見た過激な環境団体『グリーンピース』は、これは売れると思ったのだろう。名指しで「プリウスのようなハイブリッド車は止めろ」と声明を出してきた。自動車関連について数々のバッシングをしてきたグリーンピースながら、車種名を出して批判したケースなどない。グリーンピースのなかにクルマ好きがいて「カッコいいなぁ~」と思ったのかもしれない(笑)。

 閑話休題。新型プリウスは発表と同時に世界中から高い評価を得ている。市販されたばかりのため、評価の内容は主としてデザイン。ただ、絶対的な動力性能や燃費を含めクルマそのもののポテンシャルも従来型より明らかに高くなっており、納車が始まればさらに評価が高まっていくと思う。そんな新型プリウスながら、欧州市場ではPHEVしかラインナップしないという。<続きを読む>

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4 Responses to “新型プリウス、なぜ欧州市場ではPHVしか販売しないのか?”

  1. ハヤミ より:

    電気だけで100kmほど走れるPHEVは最高だと思っている。
    現在RAVPHVに乗っているが生活圏の移動はほとんど電気だけで用が足りる。燃費で比較しても軽自動車より安いコストので軽自動車を使用することが少なくなった。
    まだBEVに乗りたく無いのは30分の充電で100kmほどしか走れない充電環境である。せめて30分の充電で300kmぐらい走る環境でないと安心して遠出ができないと思っている。その点、HV(PHEVを含む)なら5分の給油で800km以上走れる。

  2. CX-60 より:

    緑豆(おそらくピースは平和のピースになっていないと思う)の方々が、ソーラーパネルで充電・走行できるようになっていることを知っていたかどうかはわかりませんが、古くはソーラーベンチレーションみたいなものから車で太陽光発電を利用しようと考えていました。競技用のソーラーカーは除いて(それでもローラー電力をダイレクトにモーターにつないでいるわけじゃないけど)
    それが、先代までのプリウスPHVで駐車中のエアコンブロアの動力源となり、リーフでは自家太陽光発電とV2H・H2Vのシステムがあれば太陽光由来の電力で車が走れるようになりました。つまり、太陽光で走ること自体は実現されているわけです。
    トヨタがPHEV版のプリウスしか「売ってあげない」のは、ガソリン車締め出しへの仕返しでしょう。「ほら、電気で走れるから、これ良いんですよね?」という具合に。
    そして、欧州人がこれ買ったとして、ガソリンを入れないで乗る人はまずいないと思います。ガソリン補給のほうが充電より早いし、ウーバーやタクシーなら充電中にお客が逃げてしまいます。ウーバーでの小遣い稼ぎにはアメリカでもヨーロッパでもTHSの車は必須です(笑
    ノルウェーで売るかどうかはわかりませんが、彼の地の観光シーズンに充電渋滞ができたり、テスラを手放したりして、BEV推進の揺り戻しみたいなことが起きていますね。そんなところへプリウスやRAV4のPHVを持って行ったら、円安もトヨタは怖くないでしょうね。

  3. Nobutsuna より:

    新型プリウス見てきました。
    先代のキャリーオーバーシャシーとは思えないほどカッコ良くなり人気のほどが伺えましたが、逆に車高の低さに起因するのか乗り降りのしにくさと室内の狭さに驚かされました。
    動力源云々もあると思いますが、あの車体で体の大きな人の多いかも欧州市場でどれだけ受け入れられるのか?正直なところ疑問に感じました。

  4. 猫まんま より:

    EUは電気自動車へ舵を切った訳ですがおそらく破綻してお得意のゴールを動かしてやっぱりハイブリッドもOKとなると思われます。そうなればHVも追加販売すれば良いだけだし。トヨタはそれを見越してPHVのみとしたんじゃないんでしょうかね?市街地は充電してEV、長距離はPHVでバッテリー無くなればHVで。現状で一番現実的な選択はPHVでしょう。個人的には長期的に考えれば世界中で水素自動車を普及させるべきだとは思うのですが。

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