ストリートビューの目的
様々なメーカーや、産業が完全自動運転を行おうとしているけれど、グーグルには絶対かなわない。なぜか? 考えて欲しい。運転に自信のある人でも、初めて走る道はいろんな点で難易度が高いことだろう。逆に技量の低い人だって走り慣れている道ならあまり苦にならないで済む。
新しい道を走ろうとすれば「走る」というテクニックだけでなく、道の様子や勾配、視界、交差する道など様々な判断をしていかなければならないからだ。完全自動運転しようとしたなら、膨大な量の情報を瞬時に処理しなければならない。けれど事前に道路状況が解っていたらどうか?
ということをグーグルは考えた。だからこそのストリートビューなのだ。ストリートビューでビッグデータを作っておけば、これから走る道のアウトラインは全て解る。交差する道や制限速度だって解ります。いや、工事などで車線規制していても、普段の道との違いが判別可能。圧倒的に有利である。
ということをグーグルが公表した上の動画を見て気づいた。他のメーカーはナビなどの情報を使おうと考えているだろうけれど、ストリートビューのデータより圧倒的に少ない。というかストリートビューのカメラ目線と、グーグルの自動運転のセンサーの位置は極めて近いです。
グーグル以外のメーカーが自動運転をしようとすれば、グーグルから基本的なシステムを買う以外ないと思う。私も長いこと「なんでグーグルはお金にならないストリートビューなんか始めたんだろう?」と思っていた次第。されど私は完全自動運転についちゃ懐疑的でございます。
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