ル・マン24(19日)

昨年ミライでWRCドイツに行った際、TMG(トヨタの欧州レース部門)で代表になった直後の佐藤さんと会った。佐藤さん、プリウスなどの開発に携わっており、ハイブリッドの専門家である。加えて戦略家だという話も聞いてました。実は昨年まで「WECから撤退した方がいいのでは?」と思っていた次第。理由は簡単。ル・マンで勝とうという意気込みを感じなかったからだ。

その佐藤さんが燃えている、というウワサを昨年末に聞いた次第。さらにシーズン前のテストを見て「これは!」。ル・マンを相当意識してますね。そんなことから今年は何度かトヨタのル・マン参戦について紹介した。もっと書こうとも思ったけれど、まぁそのあたりはトヨタやレース専門メディアの仕事。情報も限られており「期待している」ということのみ、折に触れて紹介してきたのだった。

レースが始まってみるや期待以上でした。直近の30年はル・マンをしっかり見てきたけれど、今年のトヨタのようなレースを日本勢にして欲しかったのでございます。ホンキで勝ちに行ってましたね。最初から最後まで夢を見ているようなレース展開でした。ル・マン史上でも最強の部類に入るポルシェやアウディと互角以上に戦ったのだから素晴らしい!

F1についちゃ第二期のホンダが早々に夢を叶えてくれた。ル・マンでも、ポルシェやフォードやベンツやプジョーのような戦いをしてくれる日本勢が出てこないかな、とず~っと思っていたのである。勝った負けたは運。今年のトヨタは横綱相撲だった。本当に素晴らしいレースを見せてくれた。ありがとうございます。

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