スバルの社長交代、ほとんど話題になっていない件
3月3日の午前に「本日14時から人事の件で緊急記者会見を行います」というリリース。こういった書き方は社長交代です。誰になるかと予想してみるも、さっぱり思いつかない。中村さんは63歳。10歳くらい若返るとしたら50歳代前半ながら、最近のスバルって顔が全く見えなくなった。スバル通に聞いてみるも、皆さん「解らないですね」という返事。スバルへの感心が薄れている。
大﨑新社長
先約あったため記者会見の現場には行けなかった。14時に発表されたリリースを見て「う~ん!」。全く面識の無い方だし、60歳だという。しかも技術畑ながら直近10年は品質保証部門という経歴。その前はPGM(車両開発責任者)をやっていたようなので名刺交換などしているかもしれないが「次の社長候補」みたいな話も出ていなかった。大﨑新社長を知っている同業者は少ないかと。
振り返ってみるとスバルの社長ってあまり表に出てこない。最近ではプレオのPGMだった竹中さんが4代目レガシィの時の社長で存在感を見せたくらい。中でも中村さんは就任直後に完成車検査で大騒ぎになり引きこもってしまい、さらに新型コロナ禍で出てこなくなっていた。といったことを考えればスバルの場合、社長が誰でもいいのかもしれません。
幸い今回の人事で日本の自動車産業の中で間違いなくTOP3に入るクルマ通の藤貫さんが取締役になった。スバルは開発のTOPに藤貫さんのような人がいれば安泰だったりする。初代レガシィから始まるスバルの大躍進は、副社長で勇退した荒沢さんや五味さん、桂田さん、土屋さんといったサムライ達の大暴れによってもたらされた。藤貫さんがそういったサムライを育ててくれたら嬉しい。
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