スバルの軽は低迷
7月の車種別軽自動車の販売台数が出た。驚くのはスバルで販売しているダイハツのOEMモデル。売れていないのだ。ルクラ
(タントエグゼ)など、TVであんなにCF流しているのに6月931台の7月1347台。プレオ(ミラ)も月販500台を下回っている。ディアスワゴン(アトレー)なんか100台に届いておらず。
以前も書いた通り、日産やマツダを見ても解る通りOEMモデルは車名を認知してもらうことさえ難しいと思う。加えて現在の台数じゃルクラ1台売るのにTVのスポット1回分といったイメージか? TVのスポットが1本いくらか知らないけれど、CF制作費まで考えればカンペキ赤字であることは間違いないかと。
今後どう売っていくのか不明ながら、スバルのユーザーはスバル製のクルマだから購
入してるんだと思う。もちろんディーラーが好きでスバルを買っている人も少なくないだろうけれど、今後右肩下がりになっていくハズ。トヨタとの提携によりコンパクトカーのOEMも始まるけど、これまた厳しかろう。
選択肢は二つしかない。スバルのディーラーの営業力を超パワーアップさせ、
OEMでも輸入車でも販売できる体勢にするか、一発気合い入れ、世界的に需要が増えるだろう1リッター級のスバルらしさ溢れるエコノミーカーを開発するか、だ。個人的には後者に勝負を掛けてみるべきだと考えます。
今や世界的にエコカーは2気筒を選ぶ傾向。だったら水平対向4気筒を半分に切って2気筒とすればいい。振動特性を考えれば並列2気筒より圧倒的に有利。またECO意識の強い先進国仕様はフライホイールをモーター兼用としたハイブリッド車とすることも可能。2年先にはバッテリーが安くなるハズ。
車重700kg台。厳しい目標性能を作り、開発は30歳代の若い技術者に任せる。スバル創業期のような雰囲気になってきますね! スバルに限らず、ECOカー分野でグダグダになってしまっているホンダも、こういったクルマを若い技術者に任せたら面白い。森社長の決断力に期待したい。
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日本のスバルユーザーは富士重製造のクルマが好きで
買ってる人達だから、OEMは厳しいでしょうね。
って、その昔、トラヴィックが嫌われた原因の1つが
富士重製じゃ無かったから、というのをトヨタもスバルも
忘れたのでしょうか?
最近の自動車メーカーは過去の出来事を忘れたがるような
気がします。良くない傾向だなぁ。
ダイハツの軽をスバルが売っても売れないのは当たり前なことです。スバルのユーザはコダワリを大切にする。いまからでもスバルサンバーは復活した方がいい。あとNECと開発したラミネート電池、すっかり日産に持って行かれたようだが、いまでもスバルに電池の使用権はある。ムーブのボディでもいいからステラEVを市販してほしい。トヨタもテスラなんかに頼るよりスバルの電池を活用しない手はないです。
こんばんは。
軽自動車は販売台数が首位クラスになれば「万単位」での台数が出ます。それに比べてかなり厳しいですが、スバルの軽と言ってもみんなピンと来ないので、仕方ないかと思います。実は、毎日スバルの工場から出荷されていく車を載せたトラックにすれ違っておりまして、確かに「ルクラ」乗っかっています。作っているのはダイハツなのにスバル純正の車と載っているのでハテ?と言う感じで毎朝見ていますが、コンスタントに見かけます。
雑誌では「ワゴンRvsムーブがどうこう」と書いていますが、あまりそこを意識して買う人なんていないんじゃないでしょうか。スズキの軽もダイハツの軽も乗ったことがありますが、そんなに違いはないですよ。正確には普通車に近いと言われたダイハツも「こんなもんか」と言う感じでした。それより売れないホンダの方が良かったです。要は値段なのかと再認識させられました。あとは販売力。MRワゴンより売れるモコということがない限り、ルクラが注目されることはないでしょう。ルクラが欲しいとなってもスバルのディーラーに着く前にダイハツのディーラーに到着して「コレも同じですよ」と言われて終了・・・。
それにスバルが作っているわけではなく、トヨタに言われて売っているだけでしょうから、スバルにとっても多分痛くも痒くもないと思いますよ。多分に様子見でR1やR2でも一応CMやったからその延長だと思います。逆に売れている軽自動車はCMなんぞやっておりませんからね。
スバルの軽で指名買いなら「サンバー」となるので、それさえあれば、メーカーもユーザーも「良し」としているのではないかと思います。
サンバーのバンはRRでレイアウトの自由が利きそうですから、これであっといわせる車を作るのもいいと思います。軽の1BOX意外と高いからそれを89万円にしてくれるだけでもOKです。
「仲間、どんどん増えます、スバルの軽」、昨今のダイハツOEMのスバル軽シリーズの広告にはこうしたフレーズが刷り込まれている。
しかしこれ、どう見ても苦し紛れの言い訳にしか見えなかろう、富士重工の人々もまさか本意の状況とは思ってはいまい。
ともあれスバルの軽シリーズは唯一サンバーを残してすべてダイハツOEM、おかげで百瀬晋六の系譜はことごとく絶えてしまったのは事実だ。何せサンバーとてあと二年弱の命、後継車がダイハツハイゼット・ベースになることは九分九厘決定しているのだから。
最近のダイハツ軽はエンジンの前方排気に見るコンパクトネス+クリーン性の技術を筆頭としてサスペンション、シャーシー強度、ステアリング剛性など全て限界性能が高く下手な普通車顔負けの煮詰め具合なのは敬意を抱くべきだろう(※さすがにミラココアには失望させられたが)。現に小生も現行ミラやムーヴを運転してCVTの出来の良さをはじめ「これなら兄貴分のブーン/パッソ(トヨタと共同開発)より確実に良い!」と太鼓判を押したほどだ。
その一方で、スバルの軽は伝統的に360を皮切りに近年ではR2/R1やサンバーに到るまでサスペンションとタイヤの摺り合わせ、ステアリング系の煮詰め、サスの入力に対する減衰特性などあらゆる部分が独特の社内基準に基づいて熟成されており、通常の軽の安普請なコスト一辺倒の造りとは一線を画した「小型化技術の芸術品」を代々送り出して来たことは見逃せない。いわくパリ・北京ラリーで完走したヴィヴィオRXR(1990年代中盤)や「1トンの米俵を積んでもきちんと走った」1973年発売の剛力サンバー(360cc)など長らく語り継がれる逸品だろう。
こう書くと、「メカの芸術品」だったスバル軽が今や他の軽並みに平凡でつまらぬ存在になった、と取れるだろう。一面ではそう見えなくもないが、事態の本質はそんな単純な問題にはないと思う。
栄光あるスバル軽の系譜を引き継ぐダイハツ軽シリーズ、これらはワゴンRからアルトまでのスズキ各車と並び日本の小型化技術の究極を示す傑作ぞろいだろう。デザインやコンセプトにムダも散見されるとはいえ、ハード面では決して恥ずかしくない水準には違いない。その反面、思想的には孤高の境地だったスバルの軽哲学とはどうにも相容れず、異質のものといえるだろう。商業主義や流行とは一線を引いた所に独自の立ち位置を見出していたスバル軽が実質的に消失し、どこか俗物的に他の類型的なクルマと同質な製品に「名誉の象徴」スバル・ブランドを冠して売らざるを得ない富士重工関係者の心理的葛藤、その辛さは余りあるものと言わずにはおけない。
もっともビジネス上の論理からすれば末期には先細りになっていったとは言え、一定のマスを持つスバル軽自動車のユーザーに受け皿を提供せねば責任問題だし、経営も成り立たなくなろう。そこで同じトヨタ傘下にあるダイハツから数種の軽をOEMで調達し、スバルブランドで売らざるを得ないのは感情面は別として「現代ビジネスの必要悪」であることは事実だ。となると、製造工場はダイハツでも、足回りの味付けやその他シャーシー系のファインチューニングはスバル専用に行うといったことは出来ないのだろうか?理想的には内装や外観デザインの一部も含めて…..。
実際には富士重工側も軽自動車専用工場をクローズしてしまった以上はそれも困難なのかも知れない。それならそれで、「DEX」なんて言う(トヨタbBベース)OEM車などやめて、国沢さんの言うとおり1000ccエンジン搭載の新思想コンパクトカーを、水平対向4気筒をぶった切った2気筒を搭載して完成させ、重量は720-770kgと現行の軽とピタリ一致する数値でまとめ、親会社トヨタに溜飲を飲ませるぐらいのことが必要となろう。Cd値は0.24、プラグインハイブリッドもバリエーションに存在、こうあってこそスバルに違いなかろう。
こんにちは。クルマが好きな高校生です。
国沢さんの評価は、本当に細かいところまで理解しやすいので、よく読ませてもらってます!!
…スバルの軽ですが、私は新しい軽自動車、もしくは1級のコンパクトを作った方が良いと思います。
私は軽自動車があまり好きではありません。で、今まで見ることもしなかったのですが、ある時たまたま「ステラ」のカタログを入手しました。なんとそのカタログには「AWD」や「4気筒」の文字が目に入ってきました。軽自動車…という経済車なジャンルであるにも関わらず、コストをかけることを惜しまない姿に、私は再び富士重工の素晴らしさを実感しました。
おそらく多くのスバルの軽を買う人はスバル製品を信用している人か、もしくは「サンバー」に代表されるように、農道の泥沼を走れるような性能を求めている人なのではないでしょうか。
今回のように売上が下がってしまったなら尚更、国沢さんがおっしゃるように、二気筒を半分にして水平対向のエンジンを積めば良いと思いますし、そんな聞いただけでワクワクさせられる事が出来るメーカーは日本でも数少なく、そのうちにスバルも入っていると私は確信しています。
スバルはせっかくトヨタと仲良くなったのだから、今まで以上に「スバルらしさ」を多くの車種で出せるように、専念して欲しいです。
スバルの軽トラサンバーは数ある軽トラの中ではダントツで完成度が高いと思います。
他の軽トラには乗りたくありません。
私がドライバリティを感じる事の出来る唯一の軽トラです。というかこればかり運転してるとクセが体に染み付いて、クラッチにもクセが染み付いて(笑)他は運転しずらいです。
ダイハツなんてコペンしか興味ありません。STIコペンなんて面白いかもしれませんが、とにかくスバルの車は好きなのでダイハツの色には染まって欲しくないです。
脱線しましたがサンバー軽トラは間違いなく本物の農家の為の車です。サンバーの軽トラが無くなる事はそれはすなわち日本の農家のレベルの低下を意味します。農機はヤンマー車はサンバーこれがベストです。
スバルさんサンバーだけは乗り潰してから指名買いです。なにとぞ残してください。お願いします。
水平対向二気筒と言うと、BMWのバイクが
頭に浮かびました。なかなか名案ですね。これだったらスバルでも
低コストで開発できそう。
スバルらしさって何だろうと思うことがあります。
スバル軽は4気筒云々と言われていることが多いように思いますが、他のメーカーも軽の4気筒ありますが激減しています。なぜ他メーカーが止めていく中、スバルは続けていたのか、スズキ・ダイハツと違うことをやらなければならない事情はあるでしょうが、結局は商売に失敗しスバルユーザーにも迷惑かけていると思います。
あのバブル絶頂の頃でも、スバルだけが業績不振だったと記憶しています。(私の記憶です。間違いであればすみません。)時代が違うとはいえ、それが全てを物語ってるのではないでしょうか。
販売店のためのOEMだと思うのですが、
失敗のレベルでしょうか。
スバル独自では開発費を含めると莫大な資金がいるでしょうし、責任がある(責任がとれる)人の決断がいると思います。
レガシィがそれなりに売れるのも、スバルにしかできないことが、求められていると思うのです。
しかし、イコール売れるという事でないのが、実際頭の痛いことなのでしょう。
スバルの軽復活は簡単です。
それは・・・・
サンバーの4ATを出すこと、もしくはCVT。
とくにディアスの4ATを出すこと
乗用での4ATを出すこと
現行は3ATだからあきらめる人が沢山居ます。
そして・・・モデルチェンジは必要なし←重要
しいて言えば、もうチョット防音性かな?
そうすれば、サンバーは大化けするモデルになる。
特にトヨタ系になったんだから、例えば
バン: サンバーバン (現行通り)
乗用: ハイエースディアス
って名前にすれば、しゃれてるし完璧!!!!
スバルは自分がプレミアムブランドになりたいが為に、軽を甘く見ていたというか、軽を足手まといと考えていたように思います。何故かと言うとモーターショーに出ている社員に話しかけると、スバルブランドの地位を確立したい、軽を止めたいという話をよく聞いたからです。確かに昔、軽は安物車というイメージがありましたが、今はヨーロッパのメーカーでも小型の車種でエコをアピールしています。海外でのスバルの評価は確実に高まっていますから、軽を海外に輸出すなどして、活路を見出すべきだと思うのです。しかし、スバルは販売というかマーケティングというか経営者の能力が極端に低い。OEMはトラビックで大失敗しているのにかかわらず社長は売れる機満々でルクラとプレオを出した、しかしユーザーにまたもやそっぽを向かれてしまった。それでも経営側は売れない理由が分からない様でアンケートをメールで送信してきたぐらい鈍感で呆れてしまいます。技術者は一流で経営者の能力は五流ぐらいでしょうか。
国内ではビストロ以降スバルの軽が爆発的に売れてはいません。だから安易にOEMに走りたい気持ちも判る。しかし、それによってブランドイメージが低下することを経営が理解していない。
スバルが息を復活させるには以前市販を検討していたエルテン(当時は電気自動車)という360の復刻版があるではないですか、それとビストロの復活、これを再度見直しして販売するべきだと思います。当然スバル製で国沢さんご提案の水平対向2気筒で。(今こう考えるだけでもワクワクして欲しくてたまりません)サンバーは恐ろしくユーザーの支持が強いのでスバル製でフルモデルチェンジすれば自然に売れると思います。(ワゴンは電動スライド付のCVTで)※長文になってしまい大変失礼しました。