セダンの絶滅危惧種化、当然の流れか?
マークXが絶版になり次期型クラウンはセダンボディじゃないと言う。そしてスカイラインも違うカタチになる可能性大。4ドアセダンボディ、絶滅危惧種となりつつある。寂しい反面、客観的に考えてみるとセダンボディの意味ってあるんだろうかと思う。そんな中、私の家にはWRX S4とBMW330e、MIRAIとセダンが3台もあります。世の中のセダン比率を圧倒。
積極的にセダンを選んだのかとなれば、そんなことない。WRX S4はセダンしかない。3シリーズもPHVを選ぶとセダンしかない。MIRAIだってセダンしかない。それぞれ機能を選んだらセダンになっただけ、と言い換えて良かろう。運動性能を求めるならハッチバックというチョイスだってあるし、ECOカーだってセダンじゃなければいけない理由など無し!
セダンは「格式」を感じさせるくらいのメリットしかないような気がする。こう書くと「空力と重量のバランスがハッチバックやステーションワゴンより良い」みたいな意見も出てくるだろうけれど、キャビンスペースや使い勝手に代表されるクルマとしての能力を考えたらセダンに勝ち目無し。もっと言えば、今やSUVやミニバン、クロスオーバーの時代ですよ。
ステーションワゴンやハッチバックすら古い! ということで今後を考える。セダン作って売れるだろうか? 私は先進国じゃ売れないと思う。中国や発展途上国、新興国ならニーズあるだろう。私達も歩んできた道なので理解出来る。思い返してみたら、日本でセダンが必須だった時代、欧州はすでに人気落ちていた。日本とアメリカが横並びくらいのイメージ。
そもそも政治家や企業の代表はセダンの支持層だった。なのに昨今の政治家を見ていると大臣や知事クラスまでアルファードに乗っている。企業の代表もアルファードユーザー多い。広くて快適だからに他ならない(乗る心地悪いですけど)。この手の人達がセダンに乗らなくなったら格式で選ぶという意義もなくなる。電気自動車の時代になったら完全に消えて行くボディ形式でしょうね。
したがって魅力的なミニバンとSUV、クロスオーバーを作れないメーカーは伸びないということになる。
<おすすめ記事>