タイの最新情報
昨日も書いた通りタイの洪水は想像を超える規模だという。毎年雨季になると多少の洪水は発生するというが、今回タイの中部に降った雨の量たるやハンパじゃなかったそうな。そらそうだ。タイだって洪水の危険性のある地域に工業団地など作らないだろう。
現地の人に聞いてみると、濁流に流されるという感じではないものの、際限もなく水かさが上
がって来たのだという。ホンダの工場の場合、周辺の道路から冠水し始め、1日以上掛かって天井まで水浸しとなったらしい。3千台ほどの完成車をドンムアン空港(旧国際空港)の敷地に移動させられたとはいえ数百台は間に合わず。
以下、ホンダの工場がある『ロジャナ工業団地』の状況をタイの知人が送ってくれたので紹介したい。
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10/6(木) 工業団地より避難勧告
10/7(金) HONDAの裏の堤防確認(4〜5m) 田圃の水が見える程度(安心)
10/8(土) HONDAの裏の堤防確認(5〜6mに積み増し)増水(こらもうだめだ)
10/9(日) HONDAの裏の堤防決壊 補修
10/10(月)HONDAの裏の堤防決壊というより水がその上を超えた。
工業団地より避難命令。従わなかった企業が一部あり(工業団地は
広大なためHONDAさんのところが決壊しても直ぐには水が来ない)
※ロジャナ工業団地では、タイ人3名が感電死しているという。(タイ人)
現在もチャオプラヤ川の水は、増え続けておりロジャナ工業団地以南(バンコク側)の工業団地が次々に浸水しており予断を許さない状況です。
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地図を見ていただければ解るが、アユタヤやロッブリ、チャチュサオといったタイ中部の町は、降った雨の溜まり場所になってしまっている。北の山岳地帯で降っ
た雨も集まってくる。そのまま大量の水がさらに下流のバンコクを目指しているのだという。しかも満潮時の水位高い大潮。さらに大きな被害となる可能性も大。
冠水した日本の企業の詳細な被害状況は未だ掴めていない。皆さん逃げ出しているからだ。今やタイは日本の大きな生産拠点になっている。ホンダは全世界で370万台規模の生産をしており、タイは24万台。トヨタですら全世界の生産台数の8%近くをタイで作っている。あまり情報のない日産だって少なくとも部品の流通で厳しいかと。
しかも今後は部品工場の被災状況も明らかになってくると思う。国土に標高差がないため、なかなか水は引けない。基本的に10月一杯雨季なので雨だってまだ降るという。この洪水、1ヶ月も続けば日本の津波被害に匹敵する大きなダメージとなってしまうだろう。復興には日本の援助が必要だ。
・ECOカーアジアは「日産のFF用ハイブリッド」
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アクア情報(掲載不要です。)
今日、ディーラーの方から聞いた話ですが、アクアは当初
来年1月発売と言われていたのですが、どうも年内発売に
なるらしいです。
気になるデザインですが、ネットに流れていたものとは別
のようです。寸法もVitzより車高が5cm、全長が10cm位
大きいらしいです。
燃費については、JC08モード40Km/L超えを噂されていまし
たが、35.?Km/Lらしいです。
一番驚いたのは値段。最廉価モデルはFITのHVと同程度の
150万円台になる予定だということです。
この情報が本当だと、Vitsの存在価値が無くなります。
こらもう、FITとがち勝負ということでしょう。その背景
には2位とはいえコンスタントに売れ続けているFITを侮れ
ないと考えたためではないでしょうか?
PBS NEWSHOUR(下記のビデオの1分36秒当たりから)で本田工場の浸水状況が一寸映ってましたが、ホントに水浸し。水嵩は、15フィートにのぼるとのこと。タイ自体が、250万人が避難し、国土の3分の一が危険地域に指定されており、政府も空港に移って、指揮を取っているとのこと。更に、高潮と別のストームが迫っており終息が見えない。我が国の東北震災どころではないのかもしれない。
http://www.pbs.org/newshour/bb/world/july-dec11/othernews_10-13.html
失礼いたします。
深刻なタイでの豪雨被害、そして朝鮮半島にある
白頭山が近い将来、大規模な水蒸気爆発を起こす
可能性があると報じられていましたが。
古代の日本でも1400年前に水蒸気爆発を起こした
のが新潟の妙高山でした。
妙高一帯は遙かな古代より火山活動を繰り返いた
地帯です。国内有数の火山も最後の災害で幕を閉
じて・・いまは雄大な景色を誇るだけ。
縄文時代の馬高遺跡などから発掘された火焔土器
をみますと、恐らく巨大な噴火のマグマや火砕流
に被災した人々が、それを描き火山(神)鎮火の
呪術的な意味で制作したのでしょう。
遺跡からは火焔土器と共に王冠土器も見つかり?
噴火する山と、沈静化した妙高の山々を表したと
いうことでしょう。
唯一の自然災害を観測した痕跡と言えますね。
豪雨による大水や津波被害といえば、日本神話の
海幸彦と山幸彦?の逸話を思い出します。
・・・潮干る珠でも使って洪水を退かせれば・・
自然に打ちのめされているのは、古代も現代にも
共通したこと。予測出来たら甚大な被害も防げた
はずですが、気象衛星も演算機械もお手上げ。
2011年も記録的災害のレコードブレイク続出
金メダルはあげたくないですが、阻止ができない
のも事実です。アジア進出企業も長期的な気象等
予測を含めた展望が必須条件だと痛感しました。
いまの日本そして世界は異常な気象といいますが
亜熱帯に近い気候の縄文時代、いまの東北などに
三内丸山遺跡のような巨大集落もありました。
しかし、ある時期を境に凶候?期に移行していく
列島では凶作や温度変化で自然の恵みは激減し、
体調不良や饑餓による新生児の病死や死産が日常
的に増え・・・死の穢れ、病を祓おうとして土偶
が造られては身代わりとして壊して埋める儀式に
縋るしかなかったと考えています。
青森などの遮光器土偶は、大人の姿というよりも
餓死者の閉じた大きな目などを表現したもの?。
身体の模様は病気や災いを視覚化したものでは。
本来、土偶は朱塗りだったそうで、朱色は魔除け
ですが、赤児の意味ではないかと推測しています。
(感染症などによる下痢や脱水症状、饑餓や争い
まで・・・暗い時代が訪れたのでしょうね)
現代の日本の母親も身体が衰弱し、早産や死産が
文明社会でありながら続発してますが・・・。
悲しい堕胎や無軌道な生殖の犠牲は新しい生命。
食うに困らぬ人々がダイエット?だ美容だと逸脱
した暮らしに酔うのが文明の真価でしょうか。
不幸と受け止めるか天災だと流すかは勝手ですが
残酷な社会は、災害より救いようがありません。
朱色の土偶を両手で天に掲げ、どうしようもない
深井悲しみを込めて地に砕き・・・失った子供の
悲しみに慟哭する古代人。
彼らの生命の連なりの上で暮らす私達。
探求するクルマ技術もまた、命を乗せる器・・。
この犠牲を決して無為にするまいと願うのですが。
また失礼いたします。
ジオポリティクス、地政学という言葉があります。
未曾有の大水・・・普段から水害は当然のタイ国。
日本の企業が工場を進出するに至ったのは?地域
の治水も含めた先行きに妥協点もあったのですか。
それとも”危険地帯”だが賭けのように強行した
のでしょうか。
そもそも理想的な立地条件ならば、投資の額とて
厳しいどころではないでしょうし。
実際、こうした気象異変も折り込み済みですか?。
なんだか進出した事業そのものに問題が見られる
というか、新天地?は波瀾万丈。
水没した工場設備の投資分を全てタイの被災者に
寄付したほうが有効といえる悲惨な顛末。
ほんとに経営とは難しいものですね。
人々の苦労が水没する・・・クルマの御縁。
この2011年の災害の後、日本企業が大挙して誘致
に参加してくれたのなら素晴らしい感謝ですが。
まさに皮肉な事態に翻弄されています。
一蓮托生?の想いで泥の海から這い上がる両国の
関係やいかに。
なんとか救済に手助けしたい日本なのですが・・・
疲弊しきったところに災いは忍び寄る。
欧米の他社が進出に乗り気でないのは、もしや
この異常気象まで把握していたというのでは?。
戦略自体がクルマ開発より難しいですね。
安全な場所は、少なくなっていきます。
雨上がりの美しい虹のように織りなす光になり
ますように。