タイヤの耐用年数、原理主義&知ったか一等賞が多くて困ったモンです。タイヤも資源だ

日産の中古車のタイヤについて書いたら、あまりにデタラメな書き込みが少なからず居て驚いた。どうやらタイヤの寿命について中途半端な知識しか持っていないのに見知らぬ人のSNSなどにズカズカ乗り込んで偉そうなことを書いているらしい。まぁ一昔前までオイル交換は3000km毎と言う人が多く、そいつをみ~んな信じてましたから。ちなみに今は「指定の時期を守ってください」。

さてタイヤの寿命である。大きく分けて二つ。残り溝と経年劣化です。残り溝についていえば物理的なモノだから迷う余地無し。すなわち「夏タイヤならスリップサイン出たらオシマイ。スタッドレスタイヤなら浅い方のスリップサインでたらスタッドレスタイヤとしてはオシマイ。夏タイヤとして使うなら深い方のスリップサイン出るまで」となる。これ法規対応です。

5年までは経年劣化の心配はほぼなし

経年劣化については明確な基準無し! 根拠無しに「3 ~4 年」と言い切る人もいるが、こらもうオイル交換は3000kmと同じレベル。タイヤ屋さんで売っているタイヤの中には2年以上前に生産したモノもあり、それだと1年しか使えないことになる。はたまた自動車メーカーの有名なテストドライバーが自分のクルマに10年モノのタイヤ履いているのを見たことあります(笑)。

果たしてどうか? 興味深いのはグッドイヤーの「5年経ったら専門家のチェックを受けましょう。10年経ったら交換をすすめます」というサジェッション。タイヤメーカーだって3~4年なんてムチャは言わない。私の経験上、青空駐車するなど厳しいコンディション下で使われたタイヤも5年でヒビなど入っているケースは見たことが無い。5年は気にせず乗れると思う。

そこからは使われ方と、タイヤに使われているゴムによって差が出てくる。屋根付きの車庫なら紫外線が当たらず長持ちするし、特殊なゴム配合しているタイヤだと早めにヒビが入ってしまう。参考までに書いておくと専門家のチェックとはトレッドやサイドウォールのヒビです。ゴムはひび割れした時点で本来の性能を失ってしまっている。5年目のタイヤでもアウトです。

逆に10年目のタイヤであってもヒビが入っていなければ使える。まぁそれでもグッドイヤーは「10年にしましょうや」と言っており、そいつに100%賛同する。やはりタイヤの耐用年数ってヒビなど入って無くとも10年を考えたら無難だ。ということでしばらくタイヤ交換してないな、と思ったなら自分のタイヤのヒビを確認して頂きたい。サイドウォールに入っていた即座に交換だ。

BSならVRXはそろそろ交換を考える時期

またスタッドレスタイヤは発泡ゴムを使っているタイプで6シーズンくらいをメドにしたらいい。経年劣化もさることながら新製品が2世代分くらい出て最新型より20%くらい性能落ちてしまう。シリカなどで氷上性能を確保するタイヤだと3シーズンくらいでゴムの硬化が始まるため交換を考えるべき。年間走行距離が多い人は3シーズンくらいで摩耗するから問題無い?

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11 Responses to “タイヤの耐用年数、原理主義&知ったか一等賞が多くて困ったモンです。タイヤも資源だ”

  1. Rotarycoupe より:

    賛同します。
    サイドウオールにヒビ割れを見つけたら私も即交換。トレッド面なら長距離高速走行する予定があれば交換。トレッドとサイドウオールの間、タイヤの角は早期にヒビ割れが発生しやすい場所なので、ここで見つけたら経過観察です。

    褒められたものではないものの、この基準で10年以上使ってしまったことが何回かあります。長持ちするのは冬季にスタッドレスへ交換するため、倉庫保管する時期があるからかもしれません。あるグッドイヤーなど、ヒビ割れする前にカーカスが切れてしまい、タイヤが真円でなくなって驚かされました(笑)

  2. たまねぎ畑 より:

    いつもいろいろな知識ありがとうございます。2年前に当時15年前のマツダの中古車を購入しました。走行距離1万2千km(年間走行平均800km)でした。タイヤはブリジストンです。その車は窓のない薄暗い車庫に長く入っていたようで紫外線が全く当たらなかったようです。タイヤの製造年は2005年で15年前のタイヤでしたが山は1万kmぐらいの減りはありましたがサイドのゴム状態は粒子がきれいでピカピカでした。ヘッドライトカバーも黄ばみも全くなく新車そのもの、塗装も全く新車でした。タイヤも塗装も劣化は紫外線が原因なのが良くわかりました。”車を長く大事にしたいなら紫外線の入らない窓のない車庫ですね。”人間もお肌をだいじにしたいなら無駄な紫外線にはあたらない方がいいですね”

  3. バイク初心者 より:

    バイクのオイル交換サイクルはどうなんでしょう

    3000キロごとを推奨する人が圧倒的に多いようです
    クルマに比べ小排気量で高回転域を多用するため、
    というのが主な理由のようです

    ちなみに私の乗っているPCX125(2021モデル)のトリセツには「1年または6000キロのいずれか早いほう」とあります

  4. アミーゴ5号 より:

    タイヤやオイルの交換時期は、カー用品チェーンが都市伝説の生みの親ですよね。

    すっかすですね、健康な国産車で、オイル交換3000km説なんてありえない。この頃から信用できなくなりました。

    信用できないのは、タイヤ交換時期もそう。自分は自分なりの判断で、山残りがある限りは10年目安で使ってきました。

    もちろんタイヤも消耗品だから、走行性能が落ちれば時期に関係なく交換するけど、日本製タイヤで公道を走る限り、雨でも高速でもちゃんと普通に走って曲がって止まれますからね。

    はっきり言うと、今のクルマ業界は、信用できる状態ではないということ。

    かつては月に数回は通っていたカー用品店も、この10年はパッタリ行かなくなりました。そりゃそうですよね、信用しきれずモヤモヤした気持ちじゃ楽しくないですから。

    いまクルマ関係で一番楽しいのは、モノタロウで割安な汎用の純正相当パーツやオイル類を購入して、愛車を弄ることです。

  5. CX-60 より:

    すみません、使い始めてから3,4年説を信じていた者です(汗
    自分の車のタイヤなら自分の判断で溝があれば5,6年使うこともあります。でも、家族の車で、ある程度たっているのなら、3,4年経過したことを考慮して、溝の残量やひび割れ具合を勘案して交換したことがあります。ま、タイヤが割引されていたし、ガソリンスタンドで変にセールスを掛けられるのを防止する意図もありました。

    売買や補償の条件としていろいろあると思いますが、件のリーフのような状態であれば、家族が乗るなら買った時点で交換したかな。自分で交換するのもお店に変えさせるのも自分の判断が必ず入り、安全かどうかを求められることを忘れないようにしようと思います。電池として使うとしても、ナンバー付けるならいつでも走れるようにしておきたいです。

  6. z151 サンバー愛好者 より:

    アルピナ乗っていた時はパイロットスポーツ2(当時)が2万キロで坊主になりました。
    多少アライメントも狂っていたのかもしれませんが、結構なネガキャンがついていて、タイヤの内側がダメでした。
    とはいえこれはヒビ云々ではなくスリップサインの話。
    タイヤやブレーキパッド(場合によってはブレーキディスクも)は消耗品という文化だから起こり得ることだと思います。
    後輪が消しゴムのように減っていき、前輪は割と無事。
    そうはいっても前後で異径タイヤなのでローテーションも組めず。おまけに回転方向指定のダメ押し。
    今はアルラッド=4×4で後輪の負担が多少減ったかもしれませんが。

    軽トラのタイヤって耐摩耗性が高いらしく、サイドウォールにヒビが見受けられるまで使ったことはあります。(汗)
    それこそ4本で1万数千円なので工賃が割と大きな金額に見えるくらい。
    距離走らないし、別の交換基準が必要だったなと反省しきりです。

  7. kookie より:

    タイヤの対応年数、オイルの交換時期、暖機運転の必要性、バッテリー交換時期。

    これ全て新興宗教の様に信じて疑わ無い方がいます。
    いくら科学的に説明しても、理屈では無く、信じ込んでおられます。
    そして信者に理屈、理由を聞けば、彼らはさも正しい理論の様に理由を述べます。
    その理由の全ての発祥がガソスタやカー用品店の売るためのセールストークなんですがねぇ~
    100%ウソとは言いませんが、ほぼウソと言っても過言で無い。

  8. K より:

    5年でひび割れたタイヤを見たことないんですか…

    某カー用品店で働いてた時は結構よく見てたんで、地域差がありそうですね

    今はもう別の仕事してて、住んでる地域も変わったのですが、同じ年数たった車でも地元と比べると今の地域の車は状態がいい気がしますw

  9. 沖縄より より:

    沖縄在住です。
    青空駐車なら4〜5年でサイドウォールにヒビが入ります。
    沖縄が一番紫外線強いはずなので
    他の地域は大丈夫かもしれませんね。

  10. 猫まんま より:

    ぶっちゃけタイヤはサイドにヒビ入ってなきゃりゃ10年で交換で大丈夫、もちろんスリップサインが出ていない場合です。でもエアバルブは5年くらい経ったら替えましょうね。走行中にエアバルブが吹っ飛ぶことが結構有りますんで。
    オイル交換なんて1年一回で量さえ3000kmくらいで点検して減ってたら継ぎ足ししていればNAは15000km~20000km交換でも問題無し、ただしターボ車とディーゼルは10000kmくらいで交換したほうが無難ですね。
    私はJA44スーパーカブ乗ってますが販売店が儲けで1000kmで替えろとか平気で言って来ますが年間走行距離が2000km程度なので1年で交換しています。スクーターはミッション、エンジンオイルが別なのでメーカー指定の6000kmで十分です。スクーター以外はミッションも浸かっているので3000km~4000kmくらいで良いかと。ただし量が減ってたら継ぎ足しは必要です。
    30年以上昔の話で知り合いのディーラーの営業は【オイル交換なんかしない、継ぎ足ししてれば50000km交換でも壊れません。】とか言って本当に50000km交換でした。まあ50000kmくらい乗ったら買い替えるんだけど。80カローラ3Aエンジンです。さすがにエンジン音はかなり喧しくなりますが。販売店の言うことは儲け第一ですからあんまり信用しない方が良いですよ。結局オイルは量さえ有ればそこまで頻繁に換えなくても良いです。

    • kookie より:

      スーパーカブですか。
      バイク屋やってる友人から聞いた話です。

      スーパーカブをお客さんが整備してほしいと持ち込まれた。
      日頃全くメンテナンスしていない。オイル交換何て記憶が無い。そんな状態。
      距離計からしてエンジンオイル交換は必須とドレンボルト緩めると、オイルがボタポタポタと落ちるだけ。
      これで壊れないスーパーカブって凄いって言ってました。

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