最近ネットで人気はジムニーとクラウン。フォレスターとカローラ人気薄

ネットメディアの面白さは「人気度合い」がハッキリ解ること。皆さん興味ある車種であれば記事として取り上げた途端アクセス数増え、興味ない車種だと伸びない。印刷媒体だと、売れる特集や人気車の傾向が何となく解る程度。そういった意味じゃ50年前のX線写真と、最新のMRIのようなもの。ちなみに自動車メーカーで販売台数の割にアクセス多いのはマツダとスバルだ。

今後デビューするクルマでアクセス数が多いのは、業界の皆さん口を揃えて「ジムニーとクラウンです」。逆にアクセス数少ないのはカローラとフォレスターだという。ジムニーとクラウンの場合、何度取り上げても人気記事になるが、カローラとフォレスターについちゃ反応鈍いんだとか。もちろん販売台数と正比例するワケじゃない。あくまで興味の対象かどうか、である。

ただ傾向として言えるのは、インパクトの薄い車種は努力しないと理解してもらえないということ。もっと言えばジムニーはあまり宣伝しなくても、記事で十分情報が伝わる。クラウンも同じ。一方、フォレスターやカローラのような初期動向の車種だと、最初から積極的に攻めないと埋もれてしまうことだろう。幸い前述の通りMRIの如く事前に分析出来るため、的確な策を打てる。

自動車会社のマーケット担当は私よりはるかに有能だろうから、フォレスターとカローラについちゃ対応していることだろう。もう少し深く掘り込むと、カローラで言えば事前に出た記事の反応を分析すれば以下の通り。開発側は若いユーザー層を取り込もうとしているようだけれど、SNSなどの反応全てネガティブ。若い世代は口を揃えて「興味ない」と言っており、反論多数。

おそらくカローラのマーケット担当も認識していることだろう。私なら180度方向変換する。フォレスターもニューヨークショーの記事以後、手応え薄い。普通にローンチしたら、スバルファン以外のユーザー層を引っ張ってくるのは難しいと思う。何より今や自動ブレーキが当たり前の装備となってしまった。次期社長はアイサイト以外の「売り」を作らなければならない。

自動車メーカーの経営陣はアメリカや中国市場に目が行くようだけれど、日本市場だっていまだに世界3位の規模! キッチリ売れば足場を固められる。

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