タイヤも厳しい戦い
台湾や韓国、中国、インド、インドネシアに代表される新興国の発展を見て自動車メーカーより強い危機感を持っているのがタイヤメーカーである。タイヤという商品、自動車より商品性を打ち出し難い。基本的に黒くて丸いゴムだし、性能だって速度域が低い使い方だと圧倒的な差はでないから困ったもの。というか解りにくい。だからこそ日本でも国産タイヤ1本分の価格で4本買える新興国製タイヤの需要が急増しているのだ。どう対応するのかと思っていたら、ここにきて新興国に工場進出するという動きが出てきた。なるほど新興国で生産すれば、原料コストや人件費は同じ条件になる。その上で技術力を付加することにより、低コストで高い性能を持つタイヤが作れます。逆に考えると新興国に進出しないタイヤメーカーは、やがて厳しくなるかもしれません。
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