タックスonタックス

ガソリンの価格は1リッターあたり53円80銭のガソリン諸税が掛かっている。素晴らしいことに消費税はガソリン諸税分にも掛かります。よって50リッター入れると134円50銭がガソリン諸税に掛けられる消費税ということになるワケ。この愚かな税制、今まで国会で論じられることなど皆無に近かった。
 
消費税が10%になったらどうか? 税金の税金は50リッターで270円となってしまう。公共の交通機関の無い場所に住み、軽自動車に乗っている人の場合
(燃費10km/L。年間走行距離8千kmと仮定)、4320円も「税金に対する税金」をフンだくられる。そろそろ「おかしいんじゃないか?」と言うべきでしょう。
 
対応は簡単だ。ガソリン諸税を抜いた液体価格をベースとし、消費税10%を乗せる。そこに入れた分だけのガソリン諸税を掛ければいいだけ。聞
いてみたら現在スタンドで使っているレジのソフトを組み替えれば簡単に対応出来るそうな。消費税率上げの機にぜひ愚かな税制を廃止すべき。
 
こういう政治的な働きかけはどういった団体が動くべきなのだろうか? JAFは親方日の丸なので無理。自動車工業会も「販売する側」であり、消費者サイドじゃない。つまり「誰もいない」のだ。クルマは生活必需品なのに今後もずっと「贅沢品」という扱いにされるということです。電気自動車に乗り換えるか?
 
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5 Responses to “タックスonタックス”

  1. 小林 英弘 より:

    これ! このガソリンの「税金に税金を課税してる」二重課税状態! こんな「税法上及び税法学理論上あり得ない」制度が未だに続いてる事が信じられません! 世界七不思議に匹敵する摩訶不思議な事柄だと思います! 私の個人的見解を言わせて頂ければ…「即刻廃止!税法上合法な課税形態に変更!改善!」です!
    …ちなみに「現代の人頭税」と悪名高き『国民健康保険税』でも、1世態に対して「均等割」「人数割」「所得割」「資産割」と4方面からの算出額を合算した金額が「課税額」とされますが、それでもその各々の額は純粋に別途個別に算出した額です。あくまでも「個別独立に」算出した額を合計した額を「国民健康保険税課税額」として課税しています。決してガソリンの様な「二重課税」を行なっている訳ではありません。国民健康保険は「国民皆保険制度」を最後の末端の市町村で担う「最後の砦」。課税対象が制度発足当時(=昭和初期)の「富裕自営業者&富裕農家」から今や「退職者&失業者&生活保護受給者=社会的弱者の保険」に様変わりしたとしても、それによって徴収困難事案(=「不能欠損額=税金を計上したのに取れなかった純損額」の増加)が増大すると同時に、「社会的経済的弱者を殺す気か!」と現場で市町村税務課職員が「善意の滞納者」に罵倒されようとも(←国保税に関しては滞納者のほぼ100%が悪意による滞納ではない「払いたくても払えない!」人達だという事実を税務課徴収係経験者の私は実体験をもって知っています)、市町村の職員はガソリン税の様な「税法上あり得ないウルトラC的な例外的扱い」を享受出来る訳ではありません。あくまでも地方税法及び国民健康保険税法に則って徴収業務に従事しています。
    この例だけを見ても、国は如何に「ガソリン」という生活必需品から安楽且つ理不尽な税収入を得ているかが判るというものだと思います。「二重課税」の様な様々な意味で「あり得ない」制度は即刻見直し! これ以外には何も言えません。
    …ちなみに地方自治に関してはクルマは未だに「贅沢品」です。生活保護法ではクルマは「贅沢品」で「生活保護打ち切り理由」に該当します。生活保護受給者が自分名義でクルマ(=「軽自動車か普通車」等は問われません)を所有した事実を生活保護担当職員が知った時点で「生活保護法の規定により」生活保護を打ち切らざるを得ません。
    …現に私が税務課徴収係在籍時代に…「仕事探すために親戚から軽四タダで譲ってもらったら「贅沢品だ!」って保護打ち切られたんだよ! 職安で見つけた会社に面接に行くために紹介状送ってもらって段取りしてくれたって、「足」がないとそこまでいけねぇだろ!? だから「足」の段取りしたら「贅沢品だ!保護を打ち切ります!」ってあり得ないぜ!? その挙げ句が「軽自動車税の滞納」かよ!!」って哀しげな眼で怒鳴られた経験があります…。あの人、今どうやって暮らしてるんだろうなぁ…?
    …霞ヶ関の高級官僚サマ達は!まったく!「恥を知れ!」と言いたい!

  2. はる より:

    お役人は地方の事など考えてないんでしょうね。
    北海道に住んでいるとエコカー減税にしろガソリン税にしろ不公平感しか感じません。
    ただでさえ車の価格高い上に寒冷地使用だったり、4WDなんかを選ぶと30万くらい上乗せされてしいます。タイヤやワイパーなど消耗品だってバカになりません。
    北海道は4WD車多いのだからディーゼル特区にでもして安価に普及させてもらいたいくらいです。

  3. 阪神ファン より:

    ガソリン、煙草、酒・・・、二重課税は多そうですね。
    暫定税率も含め、まずはきちんとした税体系にしてほしいです。そのあと、できるだけ公平なように税率について検討してほしいと思います。

  4. 那須与一 より:

    >クルマは生活必需品なのに今後もずっと「贅沢品」という扱いにされるということです。
    霞ヶ関まで電車の方々は無縁のハナシですね。クルマが必要ならレンタカーで良いと…。
    では地方ではどうするか?
    >電気自動車に乗り換えるか?
    ミニキャブミーブ試乗してきました。ハイトワゴンなのに全く新感覚の低重心。寒冷地ではヒートシーターで問題無し。シートや加速、最高速はリーフやアイミーブと比べないとしてもいいクルマでした。以前、雪国でEVは非現実的と書きましたが、ヒーターもこまめなオンオフで航続距離も戻るので、最も現実的なクルマがミニキャブミーブかもしれません。うちの方は60Km内に無料充電が3箇所もあるのも魅力?(笑)
    もしガソリンも上がるなら、もう今年末あたりに買いそうです。
    国沢先生 ぜひ三菱に提言お願いします。(笑)
    シートヒーターを両席に、充電フタをロックに、タイヤを14インチで、クルーズもつけてほしいな〜。
    バンでなく、ワゴンとして売りませんか?来年の13型期待しています。

  5. COLT より:

    そのうちタックスonタックスonタックスてのをやりそうですね。官僚は電気自動車推進派なんでしょうか?
    ・・・・・まあ遠い将来、電気自動車の充電器(家に設置するのも)には使用料メーターの取付が義務化され、車に充電した電力だけ別途、課税されることでしょう。僕の未来予想図は9割方外れますが、これは当たりそうで心配です。

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