全面的に増税〜!

やっぱり軽自動車税の2回目の増税は避けられないようだ。すでに決まっている「2015年4月以降の新車についちゃ7200円から1万800円にしますね」というのは、消費税が10%になるまでの臨時的な措置だったワケ。本格的な増税は消費税10%となった後の2016年4月に行われると覚悟しておくべき。

その際の税額は、おそらく現在の2倍の1万5千円。まぁ予想通りですワな。当然の如く登録済みの軽自動車全てに適用しようと考えている模様。減収分を補おうとすれば2倍にしないと追いつかないですから。また、購入時の取得税を廃止とする代わり、初年度の自動車税に濃淡を付ける方向で検討しているようだ。

現時点でもハイブリッド車など燃費の良いモデルについちゃ5%の取得税を免税したり減税したりしている。実質的に取得税の廃止を先取りしているワケ。ここにカラクリが仕込まれている。政府は「消費税10%になった時に5%の取得税を廃止しますから税金の負担は同じですよ」と上手なことを言ってます。

けれど現在取得税を払っている「燃費の悪いクルマ」は極めて少ない。今や大半の新車が取得税免税の対象になってます。取得税を廃止しても全く影響ないのだった。「現在の売れ筋である省燃費車」はキッチリ消費税分が増税になるという寸法。燃費の良いクルマほど増税になるということです。

と思っていたら、そんな甘くなかった。2016年4月から燃費の悪いクルマの初年度自動車税を上げることを検討しているようなのだ。ハイブリッドのように燃費の良いクルマについちゃ現在と同じく1年目の自動車を免税。燃費悪いクルマは自動車税を取る上、割り増しにしようという作戦。

何のことはない。
省燃費車は消費税分で増税。燃費悪いクルマは取得税が無くなる代わり、初年度の自動車税を割り増しで取られるのだった。その上、2015年4月以後、11年以上経過してるクルマの重量税を0,5トンあたり900円(13年以上は千円)上げる。総合して考えれば、全て増税ということだ。

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ